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脂肪吸引の症例:記事一覧

脂肪吸引 20代後半女性モニター(ヒップ・太もも)

20代女性のモニターさんです。
術前は、いわゆる下半身〇〇の 状態で、腹部と上半身は細い体型でした。

太ももの脂肪吸引 経過写真 1

クラシックな手術ですが、当院の極細カニューレを使用した脂肪吸引の経過写真です。術前・術後1週間・術後3カ月の順番です。1週間後には少しですが、効果がでてきているのが分かると思います。そして、内出血の少なさも、特筆すべき点です。

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術後1週間だと、まだ、カニューレを挿入した穴がわかります。穴自体は非常に小さいのですが、周囲に少し色が付いているためです。3カ月目には、その色もほとんどなくなるのがお分かりかと思います。

太ももの脂肪吸引 経過写真 2

同じく、太ももの脂肪吸引の術前・術後1週間・術後3カ月の、後ろからの写真です。やはり、内出血が少ないのが確認できます。
極細カニューレのいいところは、このように、内出血が少ないことなのですが、そのほかに、術後の痛みが少ないことも、メリットの一つです。それは、内出血が出たところは、血液が吸収されるときに、白血球が集まりやすく、白血球から放出される「痛み物質」が、神経を刺激して痛みを発生しやすいからです。したがって、内出血が少ないということは、白血球の集合も少なく、術後の痛みも少ないということができます。
また、極細カニューレの場合、血管へのダメージが少ないために、内出血が少ないのですが、同時に神経へのダメージも少ないということが言えます。すなわち、血管と神経といった、脂肪組織以外へのダメージが少ないということです。この、神経へのダメージも、術後の痛みの大きな原因の一つなのですが、これが少ないということは、やはり、術後の痛みの少なさの、大きな要素となっているのです。

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太ももの脂肪吸引 経過写真 3

極細カニューレの優秀性をお伝えしてきましたが、物事にはやはり、良い面と悪い面があります。当然、極細カニューレにも良くない点があります。それは、手術に時間がかかることです。手術時間については、通常のカニューレでの手術時間の、およそ1.5倍が目安となります。
直径3から4mmの通常のカニューレを使用すると、2時間かかる脂肪吸引が、直径1.6から2mmの極細カニューレだと3時間かかると言うことです。カニューレの直径が半分になると、断面積が4分の1になります。単純に計算すると、時間が4倍かかり、8時間もの手術時間になります。
しかし、当院の極細カニューレは、直径が細いことだけではなく、先端のホールパターン(脂肪を吸引する穴)が、従来のカニューレとは大きく異なります。そのことで、脂肪の吸引効率が非常によく、細い直径にもかかわらず、時間当たりの脂肪吸引効果が大きいわけです。さらに、カニューレの先端の形状が全く異なります。このことは、カニューレの動きをスムースにし、運動効率も上昇させることにつながります。
したがって手術時間は、断面積の比率で単純に比較することはできず、極細カニューレでの手術時間は、通常のカニューレの1.5倍が目安となるのです。

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太ももの脂肪吸引 経過写真 4

ではどうして、わざわざ時間がかかる極細カニューレを使用するメリットがあるのか?ということを疑問に思うかもしれません。時間がかかると言うことは、麻酔が途中で切れてしまうのではないかなど、心配になるかもしれません。

ご存じのように、手術と言うものは、手術中には麻酔を効かせて、傷みを取ります。したがって、患者さんは、手術中には痛みを感じません。手術の痛みと言うのは、手術中ではなく、手術の後、つまり、術後の痛みが一番問題になるのです。特に、太いカニューレを使用して行った脂肪吸引の場合には、血管や神経へのダメージもそれだけ大きく、術後の痛みは強い傾向にあります。そこで、術後の痛みを抑えるためにも、当院では極細カニューレを使用するわけです。

また、時間が長い手術になると、途中で麻酔が切れるのではないかと心配する方もいます。通常、静脈麻酔の場合には、その効果の長さや度合いに個人差が大きく、途中で麻酔が切れてしまったり、なかなか麻酔が覚めなかったりします。そこで、当院では、静脈麻酔をしておいて、それが効いている間に、硬膜外麻酔という、背中に針を刺して、細いチューブを通す麻酔を行います。そして、この細いチューブから麻酔薬を流し、痛みを取る方法を行います。この麻酔の方法だと、定期的にチューブから麻酔薬を追加できますので、手術時間に応じて、麻酔が効いている時間を調整できます。

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太ももの脂肪吸引 経過写真 5

麻酔の効果時間の話の続きになります。脂肪吸引を、「硬膜外麻酔や全身麻酔を使用せずに、局所麻酔のみで行うことはできないのか?」という疑問があると思います。現在、多くのクリニックが、「局所麻酔のみで、すぐ帰宅できる」というのを宣伝しています。答えとしては、「ある範囲までは可能」ということができます。
それは、局所麻酔薬といえども、無制限に大量に注射してもよいというわけではないからです。局所麻酔薬も、ほかの薬剤同様、ある量を超えて注射すると、中毒症状を起こします。この中毒症状ですが、血液に中の麻酔薬の濃度によって、発症するかどうかが決まってきますので、体の大小によって、注射できる量が決まってきます。また脂肪組織のような皮下組織に注射するのか、血管の中に直接注射するのかによっても、血液の中の濃度に差がありますので、違いがあります。脂肪吸引の際には、局所麻酔薬は皮下の脂肪組織に注射しますので、それを前提に考えるべきです。
したがって、中毒症状を起こさずに、局所麻酔だけで手術できる範囲というのは、限定されている、つまり、狭い範囲なら可能ということです。

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太ももの脂肪吸引 経過写真 6

局所麻酔だけで手術できる範囲というのは、前回述べたように、使用できる局所麻酔薬の量によって決まってきます。基本的に、脂肪層は、皮膚や筋膜と違って、比較的痛みに鈍感な組織です。したがって、脂肪吸引の際には、皮膚に注射する局所麻酔の濃度よりも、比較的低い濃度の薬剤で十分です。実際上、リドカイン(商品名:キシロカイン)という局所麻酔薬を使用するのですが、皮膚には0.5%から1.0%を使用します。それに対して、脂肪層には0.1%から0.2%を使用するのが一般的です。それに、エピネフリン(商品名:ボスミン)を混合します。このように調整した脂肪層用の麻酔薬を、Tumescent solution (ツメッセント液)と言います。Tumescentとは、膨らませるといった意味です。ただし、硬膜外麻酔や全身麻酔の際に使用するTumescent液は、もっと薄い0.0125%のリドカインや、リドカインを使用しない場合もあります。
このTumescent液には、リドカインが含まれていて、その作用で麻酔効果を得るわけですが、その際に注意しなければならないのが、極量というものです。極量というのは、「これ以上使用すると、高率に中毒症状を起こします。」という量です。リドカインを皮下注射する場合、つまり、脂肪層に注射する場合には、リドカインの極量は、その濃度によって違います。
0.1%エピネフリン入りリドカインで、体重1kgあたりリドカイン70mg
0.15%エピネフリン入りリドカインで、体重1kgあたりリドカイン50mg
です。(Tumescent liposuction:Jeffrey Klein)
患者さんの体重が50kgとして、それぞれ、3500ml、1667ml となります。実際上、0.1%のリドカインでは、痛みに敏感な場合には、痛みを感じますので、0.15%以上を使用する形となります。そうすると、Tumescent液の使用量は、約1700mlということになります。1700mlだと、およそ、腹部全体、または太もも全体(後面除く)くらいの範囲でしょう。
したがって、このような無理をせず、確実に痛みをとるようにするには、やはり、硬膜外麻酔や全身麻酔を使用したほうが、患者さんにとっても、有利であるということが言えます。

写真は、左が術前、右が術後7日目、下が術後3カ月

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 1

太もも全体とヒップの脂肪吸引を受けたモニターさんです。膝周り(膝上・ひざ内側)を含んでいます。写真は左から、術前・術後約1か月・術後約3か月の経過です。
脂肪吸引は、一部の美容外科での複数回の患者死亡により、世間的に非常に悪いイメージが出来上がってしまっています。しかし、皮下脂肪の除去には、いろいろな機械を使用したり、脂肪溶解注射を受けるよりも、ずっと大きな効果があります。もちろん、脂肪溶解注射や機械を使用した方法も、それなりに効果はあるのですが、脂肪吸引ほどの大きな効果は望めません。したがって、脂肪吸引をより安全性を高くして行うことが、しっかりとした効果を得るためには最も効率が良いということになります。では、安全性を高くするとは、どういうことなのでしょうか?手術には、麻酔>手術>術後管理といった、どの種類の手術にも共通する一定のプロセスがあります。それらのプロセス一つ一つに安全率を高める施策を施すことによって、全体として、より安全性の高い手術となっていくのです。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 2

まず、麻酔についてです。アメリカの皮膚外科学会と形成外科学会の統計を元に考察すると、脂肪吸引の際には、麻酔はより局所麻酔に近い麻酔を使用したほうが安全であると言えます。局所麻酔とは、麻酔をかけた場所だけ、痛みを取ることができる方法です。具体的には歯医者さんの麻酔や、切り傷を縫合するときに使用する麻酔のことです。それに対して全身麻酔と言うのは、文字通り麻酔を全身に作用させるもので、脳にまで麻酔がかかるため、麻酔中の意識はありません。当然のことながら、心臓や全身の筋肉にも麻酔がかかりますので、血圧や脈拍数は低下する傾向にあり、きちんと生体監視モニターを装着して麻酔導入に臨む必要があります。また、術中の麻酔管理も必要です。このようなことから、麻酔自体の安全性を考えた時には、全身麻酔は不要な範囲や臓器にまで麻酔をかける形になりますので、できるだけ控えた方がいいというのはお分かりかと思います。また、全身麻酔下の脂肪吸引では、静脈が拡張し、さらに全身の筋肉がその力を失うため、静脈に対するポンプ機能が失われ、静脈血栓の発生率が高く、それが肺の血管に塞栓を発生させ、死亡してしまうことがあります。この死亡症例の発生が、局所麻酔よりも全身麻酔での脂肪吸引のほうが、事故の発生率を高くしてしまっている一つの原因でもあります。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 3

しかし局所麻酔にも、局所麻酔薬中毒と言う問題があります。あまりに大量の局所麻酔薬を注射すると、中毒症状を起こしてしまうのです。具体的には、不穏>痙攣>呼吸停止>心停止>死亡、といったプロセスをたどります。実際に、この局所麻酔薬中毒での死亡事故が、昨年、福岡の美容外科で発生しています。早期に症状が発見でき、それに対する治療を開始できれば、死亡することは稀なのですが、やはり、このようなことはないに超したことはありません。つまり、局所麻酔の欠点としては、麻酔薬を大量に必要とする広い範囲での手術には不向きだということです。また長時間の手術では、途中で麻酔が切れてきてしまうことがあります。それと言うのも、局所麻酔に通常使用されるキシロカインという麻酔薬は、作用時間が約1時間だからです。したがって、手術時間が1時間以上に及ぶ広い範囲の脂肪吸引には、通常の局所麻酔は使い物になりません。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 4

では、広い範囲の脂肪吸引には、どうしても全身麻酔が必要なのでしょうか?答えとしては、全身麻酔が必要なケースは非常に稀です。具体的には、局所麻酔の中でも硬膜外麻酔という麻酔を使用すれば、大半の脂肪吸引が施行可能です。硬膜外麻酔とは、脊椎の硬膜外腔というところに麻酔薬を使用する局所麻酔の方法で、少量の麻酔薬で広い範囲の麻酔が可能です。他科の手術では、無痛分娩などに用いられる麻酔です。この麻酔ですが、背中に針を刺して極細のチューブを挿入し、そこから麻酔薬を注入します。このようにチューブを挿入しておくことで、約1時間おきにこのチューブから麻酔薬を追加することで、長時間の手術でも手術時間中はずっと、完全に麻酔を効かせておくことができます。チューブからの麻酔薬の追加を続ける限り、理論的には無制限に麻酔時間を延ばすことができるのです。もちろん、この麻酔の手技には技術的な熟練が必要なのですが、きちんと麻酔を行うことで、薬剤による中毒を回避しつつ、術中の痛みを完全にとることができます。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 5

次に手術の方式です。脂肪吸引の症例数が、国内とは比較にならないくらいに多く、しかも1回の吸引量が非常に多いアメリカでは、やはり脂肪吸引はツメッセント法などの、ウェット・メソッドが推奨されています。ウェット・メソッドとは、脂肪吸引の際に皮下脂肪に大量の薬液を注入し、脂肪層を膨らませておくことをさします。予定吸引量とほぼ同量の薬液を注入するのをスーパー・ウェット法、予定吸引量とは関係なしに注入口から薬液が溢れ出し、もうこれ以上は入らないほど薬液を注入する方法をツメッセント法と言います。注入する薬液の内容は、生理食塩水などの細胞外液系の点滴溶液に、血管収縮剤としてのエピネフリンを混合したものです。局所麻酔での手術の場合には、この注入溶液で麻酔を行うことになりますから、これらの薬剤の他に局所麻酔薬が追加されます。当院では、広い範囲での脂肪吸引の手術は前記事にある硬膜外麻酔を使用しますので、局所麻酔薬の添加は、術後の痛みを軽くするためだけのものとして、ほんの少量かつ低濃度のみです。
ウェット・メソッドで脂肪層を膨らませておくのには、理由があります。一つは血管収縮薬の作用によって、術中の出血を抑えることです。二つ目は、薬液で膨らんで膨化した脂肪組織は、柔らかくなって脂肪吸引のカニューレ操作が容易になるという理由です。そして最後に3つ目の理由としては、脂肪層が膨化して分厚くなることで、脂肪層の厚みに対して相対的にカニューレの口径が小さくなるというのが、大きな理由なのです。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 6

「脂肪層の厚みに対して相対的にカニューレの口径が小さくなる」というのは、一見、分かりにくさがあると思います。たとえば、脂肪層の厚みが1.5cmのところを、口径3mmのカニューレで吸引したとしましょう。そうすると、脂肪層の厚みに対するカニューレの太さは、3mm÷15mmで20%です。しかし、脂肪層の厚みを3cmまで膨化させておくと、3mm÷30mmでカニューレの口径は脂肪層に対して10%になるというわけです。つまり、元の1.5cmの厚さの脂肪層を1.5mmの口径のカニューレで脂肪吸引した状態になります。したがって、ウェット・メソッドを使用することで、実際に使用したカニューレよりも口径が細いカニューレを使用して脂肪吸引を行ったことになるのです。このことは、ふくらはぎなどの、他の場所と比較すると脂肪層が元来薄い箇所を脂肪吸引するときには、特に有効な方法であると言えます。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 7

アメリカの美容外科学会の報告にもありますが、脂肪吸引の際にはカニューレが細いほうがいいことも事実です。まず第一に、分かりやすい理由としては、手術の結果の上で、表面の凸凹を作りにくいことが挙げられます。
一般的に、太いカニューレで手術を行った場合、一度に大量の脂肪吸引が可能ですので、手術時間は非常に短くて済みます。しかし、太いカニューレで皮膚に近い部分の脂肪吸引を行うと、凹凸ができてしまいます。この凹凸ですが、術後の経過した期間が浅いとあまり目立ちません。それは手術による腫れがまだ残っていて、凹凸をカバーしているからです。逆に腫れによって凸凹している場合もあります。そうしているうちに、手術による腫れがほぼ無くなってしまう頃に、徐々に凹凸が目立ってきます。具体的には、術後1週間目の抜糸のときには全く問題なかったのに、術後3か月目くらいになると凸凹してきたという場合です。このような事態を防止するには、太いカニューレを使用する際には、脂肪吸引は深い層のみに留めておき、皮膚に近い層の脂肪吸引は行わないことです。しかし、このような方式をとると、脂肪吸引の効果そのものは半減してしまいます。そこで当院では、皮膚の表面の凸凹を作ることを回避しつつ、効果を最大に出すために、口径の細いカニューレを使用して、筋肉に近い深層の脂肪から皮膚の直下の浅層の脂肪までをまんべんなく吸引します。

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太もも+ヒップの脂肪吸引 フルコース 8

細いカニューレを使用することのメリットとしては、手術時および術後の出血を少なくできるということも大きなものの一つです。カニューレの口径が大きければ、太い血管へのダメージ、つまり太い血管を傷つけやすいということができ、その分、手術中の出血や術後の、注入した薬液中の血管収縮剤の効果が切れた時の出血(通常、内出血として認識されます)が多くなります。しかし、カニューレの口径が細い場合には、太い血管には傷をつけないため、術中の出血ばかりか、術後の出血(内出血)も最小限に絞ることができます。つまり、カニューレが細ければ細いほど、血管へのダメージを最小化でき、術中から術後にわたっても、出血量が少なく、したがって術後の内出血も少ないということができます。
手術中の出血量が多いと血圧低下や貧血などに陥り、危険なのは常識です。脂肪吸引の場合には、小さな範囲の手術や、脂肪の吸引量があまり多くない場合には、このことはあまり問題になりません。しかし、広い範囲の脂肪吸引、たとえば両太ももの一周すべてに及ぶ範囲などの脂肪吸引で、比較的大量の脂肪を除去する場合には注意が必要です。したがって、広い範囲の脂肪吸引ほど、術中の出血を少なくするために、できるだけ細いカニューレを使用した方が、安全性が高いということができます。
術後の出血については、内出血と言う形で認識されます。他院にて太いカニューレで手術がおこなわれ、術後1週間以内の症例を、何例も診たことがありますが、脂肪吸引が行われた箇所の皮膚のほとんどが紫色に変色し、大きな腫れと痛みを伴っていました。それらの患者さんは、全員、術後の痛みに耐えかねて、当院に受診した人々でした。彼女たちは、担当医の術前の説明とは大きくかけ離れた経過を見て、元のクリニックを受診するのに恐怖を感じて当院を受診したのです。彼女たちの中には、血液が皮下に貯留して、注射器で血液を除去する必要がある人もいました。このように術後の出血(内出血)が多いと、痛みも激しい傾向にあります。つまり、術後の痛みを最小限にするためにも、細いカニューレを使用して、術後の出血をできるだけ絞ることが大切なのです。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 1

ひざ丈までのスカートと言うのは、基本的な長さとしてリクルートスーツなどにも適応される長さです。その長さのスカートを穿いた時には、太ももはそのほとんどが隠れてしまいますが、ふくらはぎと膝は露出されたままです。それらの、ほぼオールシーズンで露出されているふくらはぎと膝は、逆に言うと隠しようのない場所でもあります。これらの見えているところが太いと、見えていない太ももまでが太いと、どうしても想像してしまうのが人間の心理です。したがって、この部分を細くするのは、非常に大切なことでもあります。しかしふくらはぎは、太ももやお腹に比べて脂肪層が薄く、しかも腫れや内出血の消失が遅いという傾向があります。このような部分こそ、できるだけ口径のカニューレを使用して手術を行い、表面の凸凹をつくらないことはもちろん、血管へのダメージを少なくして、術中の出血や内出血をできるだけ抑えることが大切になります。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 2

また、血管へのダメージを少なくすることの意義は、出血量を少なくすることだけではありません。合併症である静脈血栓症の予防のためでもあります。静脈血栓症とは、一時話題になった「エコノミークラス症候群」の原因です。読んで字のごとく静脈の中に血栓が形成され、それが肺に流れて行って肺の血管を閉塞し、呼吸不全に陥ります。特に太ももやふくらはぎの脂肪吸引は、お腹の脂肪吸引と比較して、発症率が高いとされています。それは、血管の走行の解剖学的特徴(末梢でできた血栓が下大静脈に流れて行き易いこと)や、術後に脚の筋肉の運動制限がどうしても生じるため、筋肉の動きによる脚の循環のポンプ機能が低下することが主な原因と考えられています。発症後早期の対処が必要な病態です。初発症状としては、胸痛や血中酸素濃度の急激な低下によるチアノーゼ症状などがあります。確定診断は肺シンチグラムや血管造影などです。発症した場合の具体的な処置としては、酸素の吸入・ヘパリンやウロキナーゼなどの線溶系薬剤の投与・ミラクリッドなどの抗酵素剤の投与などです。しかし、肺シンチグラムや血管造影などは、準備や撮影・読影に時間が必要ですので、胸痛や血中酸素濃度の低下などの症状が出たら、酸素吸入だけは開始した方がいいでしょう。この静脈血栓症は、アメリカでの脂肪吸引での手術死亡の原因のNo1でもあります。しかし、血栓症の高リスク群である、高度の肥満、コントロール不良の高脂血症・高血圧・糖尿病や、抗血栓薬の服用患者以外は、口径の太いカニューレで手術しない限りは、その発症率は非常に稀です。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 3

そこで、血管へのダメージによって、どのようにして血栓ができるかということを考察してみます。そもそも、血栓とは、血液が固まることによってできます。血管の中で血液が固まるときと言うのは、血管に何らかの異常が発生した時や、脱水などで血液がドロドロになった時です。脂肪吸引の場合には、まずカニューレによる血管壁へのダメージが加わることが、血栓発生の最初の引き金になります。カニューレによって血管壁にダメージが加わり、穴が開いてそこから血液が漏れると、穴の周辺の血液が固まって、その漏れをなくそうとします。漏れた血液だけが固まって、穴を塞ぐのであればいいのですが、その際には血管の内側の血液も固まります。このようにして血管内に血栓が発生します。細い血管の場合には、この血栓も小さく、血管の中を流れて太い静脈に入ったとしても、流れていく間や、心臓でかき混ぜられたりすると溶けてしまいます。平常時においては、血液が血管の中で固まってしまわないように、血液を固めて血栓を作るシステム(凝固系)と血栓を溶かすシステム(線溶系)が血管内でバランスをとって共存しているからです。しかし、太い血管にダメージが加わって、大きな血栓ができてしまい、それが静脈内に入った時には、血栓を溶かすシステム(線溶系)の作用が間に合わず、心臓を通って肺動脈へと到達し、肺の血管に詰まってそれを塞いでしまうのです。これが、太いカニューレで大量の脂肪吸引を行った際に発生してしまう、静脈血栓症の正体です。したがって、このような静脈血栓症の発生を予防するためにも、太い血管を傷つけないようにしなければならず、そのためには、脂肪吸引の際にはできるだけ細いカニューレを使用してした方がよいという結論です。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 4

血栓が発生しやすいことと、線溶系がうまく働かないことの素地としては、血管へのダメージとともに、静脈の循環不全があります。この静脈の循環不全とは、静脈内の血液が手足などの末梢から心臓に向かってうまく流れず、淀み(よどみ)を作ってしまうことです。これは、全身麻酔下で筋肉の緊張が全くない状態が長時間にわたって持続したり、手術によって血管を傷つけるなどの、手術による要因はもちろん存在します。また、それらとともに、血管が動脈硬化で硬くなっていたり、下肢静脈瘤で静脈の弁が破壊されていたりすることなど、肉体そのものの要因も関与します。さらに、手術中の輸液不足での脱水も、血栓の発生要因です。したがって、脚の脂肪吸引の際に静脈血栓症の発生を予防するには、1)全身麻酔はできるだけ避けること(全身麻酔の場合には麻酔時間をできるだけ短くすること)、2)術後は早期に脚の運動をさせること(具体的には歩かせること)、3)動脈硬化性の疾患(高血圧、高脂血症など)や静脈瘤の発症している患者は注意すること、4)術中の輸液は十分に行うこと、が大切であるとされています。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 5

ところで、手術中の痛みは麻酔で完全に取り去ることができます。しかし脂肪吸引は手術ですから、術後の痛みが全くないということはあり得ません。もし、まったく痛くないようにしようと思えば、硬膜外麻酔のときの硬膜外チューブを入れっぱなしにして、そこに持続的に麻酔薬を流し続けることです。これは、末期がんの患者さんの除痛の方法と同じです。しかし、過量投与や細菌の混入による感染を防ぐために、その間の入院が必要です。入院ということになると、どうしても脚の運動が控えられる結果となり、前述の静脈血栓症の予防的措置とは相反することになります。そこで、術後の痛みが最初から非常に軽度の場合には、このような処置をする必要もなく、したがって入院も不要で、静脈血栓症の予防としての「術後早期の歩行」ということも達成することができます。したがって、術後の痛みをできるだけ軽くするというのが、実際の臨床上では現実的な選択となります。では、術後の痛みを最小化するには、どうすればいいかということになるのです。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 6

そもそも痛みを感じるというのは、神経の自由終末であると言われています。この自由終末というのは、神経の先っぽに何もついていない状態です。神経の根本を脊髄や脳だとすると、神経の終末、つまり終わりは、体中の様々な感覚を司るために、いろんな形のものがついています。たとえば、圧変化と振動を感知するのはパチニ小体が付いている神経終末、触覚はマイスナー小体が付いている神経終末、圧覚や触覚・冷覚はクラウゼ小体が付いている神経終末、といった具合です。それらの神経終末の中で、何も付いていなくて神経がむき出しになっている状態のものを自由終末と言って、痛み(痛覚)はこの神経自由終末で感覚として感知されるのです。つまり、この神経自由終末が多いと、量的に痛みを多く感じ、それだけ痛いということです。神経を切断すると、その断端はこの自由終末の状態になってしまいます。そして、その切断された神経が太ければ太いほど、自由終末が大きく、痛みも強いとされています。このようなことから、術後の痛みをできるだけ少なくしようとするならば、太い神経へのダメージを最小限にしなければなりません。そのためには太いカニューレで脂肪吸引を行うべきではなく、できるだけ細いカニューレで脂肪吸引をすることが必要です。

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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 7

細いカニューレのメリットとして理解しやすいことの一つに、カニューレの挿入口を最小化できるという点があります。直径2mm位のカニューレであれば、挿入口は太めの注射針で皮膚に穴を開けるだけで十分です。しかし3mm以上になると、メスを使用して皮膚を少しだけ切開する必要があります。この二つの違いは、皮膚に残る傷の形と大きさの違いとして歴然たるものがあります。針であけた穴は、時間の経過とともに小さくなり、縫合しなくても塞がってしまいます。その跡は残ったとしても本当に小さく、虫刺されの跡のようにほぼ円形で、人工的な形とはなりません。しかしメスを使用して皮膚を切開すると、その傷の幅を狭く保って治癒させるためには、縫合が必要になります。そして切開創は線状の傷として残ります。線状に残った傷は、たとえそれがどんなに小さくても人工的な形であることには変わりありません。これらのことから、カニューレの太さは、メスが不要なくらいの大きさの穴から挿入できる太さに抑えるに越したことはありません。と、いうことは、直径2mm位までと言うことになります。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 1

二の腕と太ももの脂肪吸引を受けたモニターさんです。年齢的には20代の方ですが、ダイエットでも二の腕と太ももの脂肪だけが落ちないことを主訴に、当院を受診しました。

二の腕を細くしたい場合、二つの要素を考慮する必要があります。一つは腕の実寸での周径(腕の周りの太さ)で、もう一つは腕の幅とでもいうべきものです。
脂肪を除去することによって、腕の実寸での周径は細くすることができます。しかし、深部の脂肪だけを除去してしまうと、腕自体は細くはなるのですが、皮膚に付いている脂肪が重力で引っ張られることになり、垂れ下がる結果を生みます。そうすると、うでの周径は小さくなるのですが、外見上の腕の太さは変化がないと言った結果になってしまうことがあります。つまり、腕が細くなるというよりも、腕が薄くなるといった現象です。この場合には、外見上の結果としては、不満足な結果となってしまうことが多いようです。もちろん、深い層の脂肪を除去しただけでも十分に効果を出すことができる場合は存在します。それは、脂肪がみっちりと詰まっていて、皮膚をしっかりと押し広げているような場合です。簡単に言うと、ゴム風船が中身の空気でパンパンに膨らんでいる状態です。このような状態は、ダイエットの後では非常に稀な状態ということができますので、今回のモニターさんの例では当てはまるものではありません。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 2

また、凹凸を作ることを恐れて、深部の脂肪のみを脂肪吸引してこのような結果を残した場合には、自然な姿勢で腕を下した状態では、残った皮膚に近い層の脂肪が腋によって押し出され、皮膚を押し出します。すると、二つ目の要素である、腕の幅といったものに対して変化を感じることがありません。「二の腕の脂肪吸引を受けたのに、細くなっていない」と感じてしまう原因の多くが、このことが原因です。そのような場合でも、実寸を計測してみると、腕の周径自体は細くなっているのが観察されます。したがって、二の腕の脂肪吸引を行う際には、深い脂肪層から浅い脂肪層まで、まんべんなく脂肪吸引することが大切になります。しかし、太いカニューレ(吸引管)で皮膚に近いところの脂肪を脂肪吸引すると、皮膚の表面が凸凹になりやすいというデメリットがあります。そこで、細い吸引管を使用するわけですが、一般的に「細い」と言われているカニューレの直径は、約3mmがいいところです。しかし、この3mmというカニューレの直径は、当院においては太い部類に属します。そして、直径3mmのカニューレを使用しての脂肪吸引では、皮膚に近い表層の脂肪吸引を行った場合には、凹凸を作ってしまう可能性がまだまだ大きいと言わざるを得ません。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 3

では、どれくらいの太さのカニューレを使用すれば、凹凸を作らずに済むのでしょうか?それは、当院での経験上、最低でも2mmの直径でないといけないと思われます。2mm以下のカニューレを使用したからといって、凹凸を100%防止することはできませんが、そこはやはり執刀医の力量にかかってきます。また、カニューレの先端のホール・パターン(先端の穴の形や数・位置)によって、適切な種類のカニューレを適切な方法で使用する必要があります。つまり凸凹を防止するには、カニューレの細さと執刀医の技術の両方が必要であるということです。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 4

しかし、この浅い層の脂肪の除去については、細いカニューレを使用し、熟練度の高い執刀医による脂肪吸引の他に、プラズマリポという方法もあります。プラズマリポは、細いファイバーの先端からプラズマ光が発振され、それによって脂肪を溶かすものです。このプラズマ光というのは、レーザーとは違って、光がファイバーの先端から周囲360度すべての方向に発振されます。そのことによって、脂肪を溶解する範囲がレーザーによる脂肪溶解よりも広く、効率がいいのですが、さらに、脂肪の溶解という、機械的に脂肪を吸引するのとは違うコンセプトであることから、表面の凸凹を作ることがないのです。したがって、機器の取り扱いと特性をしっかりと理解していれば、ある程度の手術のスキルがあれば、皮膚の表面に近い層の脂肪の除去がうまく行えるということです。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 5

1990年代の初頭に、表層脂肪吸引(Superficial lipoplasty)というのが世界的に、特に欧米諸国と南米諸国で流行したことがあります。これの元になったのが、イタリアのガスパロッチ医師の発表した論文です。この論文の要旨は、皮膚の直下の脂肪を吸引することで、術後、皮膚のたるみが解消され、脂肪吸引そのものの効果もさらに強化されるといったものでした。そして、そのための専用のカニューレも同時に発表され、これが大西洋を渡って、南北アメリカ大陸で行われたのです。この、表層脂肪吸引と言う技術のコンセプトは、まさに、先述の皮膚に近い層の脂肪を除去するというものに近いものであると言えます。しかし、ガスパロッチ氏自身の手術は成功を収めていたのですが、南北アメリカでは、皮膚の壊死や皮膚の表面の凸凹などが多発し、たくさんの訴訟問題が発生しました。この、表層脂肪吸引と言うテクニックは、テクニックそのものが難しく、専用のカニューレで手術すればある程度の技術があれば成功するといった性質のものではなかったのです。また、このカニューレの太さにも問題があり、直径で3mmのものでした。これでは、非常に熟練した医師でないと、使いこなすことができません。
この表層脂肪吸引を、より簡便にできるようにしたのが、プラズマリポであるということができます。プラズマリポを使用して皮膚の近くの浅い層の脂肪を溶解した症例では、全世界的にも、表面の凸凹や皮膚の壊死といった重大な合併症の報告はありません。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 6

このように、プラズマリポは皮膚の直下の脂肪を比較的簡単に溶解して、表層の脂肪が皮膚を引っ張り伸ばすという現象をなくすことができます。そしてさらに、皮膚を引き締める作用もあります。この作用についても、レーザーと違って光がファイバーの先端から周囲360度すべての方向に発振される構造が、大きく影響しています。
レーザーの場合には、光がファイバーの前方に向けて真っ直ぐにしか発振されません。そうすると、皮膚の裏側に照射されるエネルギーは、皮膚の方向にファイバーの先端を向けない限り、ほとんど存在しないと言っていいでしょう。レーザーは直進する性質のため、皮膚の方向にファイバーの先端を向けてしまうと、皮膚を突き通してしまうことがあります。また、かなりの手間をかけなければ、非常に狭い範囲でしか皮膚に対してレーザーが照射されず、さらに照射のむらができやすいと言えます。プラズマリポやレーザーで皮膚の直下の脂肪を溶解しようとすると、ファイバーの先端を皮膚に近づける必要があるのですが、まっすぐにしか発振しないレーザーの場合には、本当に正確に皮膚に対して平行な照射をしないと、やはり皮膚を焼いてしまうことになります。
このような、表層の脂肪を除去する場合に、非常に操作方法が難しいレーザーに対して、プラズマリポの場合には、光がファイバーの先端から周囲360度すべての方向に発振されて、拡散する構造であるため、操作が比較的容易です。まず、脂肪を溶解する際には、皮膚の方向に先端を向けることなく、皮膚に対して平行にファイバーを動かすだけで、皮膚の裏側にエネルギーが照射されます。それは、光が360度すべての方向に発振されることで、前方の脂肪層内に光が発振されると同時に、上方の皮膚の裏側に向けても光が発振されるからです。また、皮膚の直下の脂肪を溶解する際に、ファイバーの先端を皮膚に近づけた時、光が拡散する性質から、皮膚を焼いて穴が開いてしまうということがありません。
このように、プラズマリポは、レーザー機器と比較しても、操作が容易で効果が強いだけでなく、皮膚に対する安全性も高いということができます。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 7

ダイエットをしてもなかなか細くならないという二の腕ですが、これを細くするためには、通常の脂肪吸引だけではなく、表層の脂肪を除去し、さらに皮膚を引き締めてやることが、より大きな効果を望む場合には大切なことです。したがって、二の腕を細くしたい場合には、深いところを脂肪吸引し、浅い脂肪層はプラズマリポで除去すると同時に皮膚を引き締めるというのが、ベストなコンビネーションであるということなのです。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 8

太ももの脂肪吸引については、表面の凸凹を作ってしまわない限りは、技術的にはそんなに難しいものではありません。しかし、表面の凸凹を作ってしまうと、比較的目立つ部分でもあるということができます。特に太ももの前面は、太ももの他の部分と比較して、脂肪層が薄く、深い層の脂肪を採ったつもりでも、直径の太いカニューレで手術を行うと、確実に凸凹ができてしまいます。したがって、やはりカニューレの直径は2mmと細いものを使用しなければなりません。また、脂肪層が薄いばかりではなく、太ももの他の部分と比較したときに、硬い脂肪であるということができます。この、「硬い」というのは、脂肪組織の中にたくさんのコラーゲンの繊維が網目のように入っていて、脂肪組織の形をしっかりと作っているということです。このような脂肪組織には、他に例えば「肩」「上腹部」といったところがあります。コラーゲンの繊維の密度が多く、硬い脂肪層に直径の太いカニューレを挿入するには、強い腕力が必要になります。そうすると、カニューレのスムースな前後運動が阻害され、脂肪吸引する層のコントロールや吸引する脂肪の位置を正確に決定することができません。太いカニューレで太ももの脂肪吸引を行った場合に、皮膚の表面の凸凹を作ってしまう原因の一つでもあります。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 9

ところで、以前に記載した通り、脂肪吸引の合併その中に、静脈血栓症というのがあります。術後、比較的太い静脈に血栓が発生して、それが流れていき、ついには肺の動脈に詰まり、呼吸不全を起こす病態です。この合併症の発生が最も多いのが、太ももの脂肪吸引です。この理由については諸説ありますが、いくつかの理由が関係していると思われます。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 10

まず一つ目は、解剖学的(体の構造)からくるものです。太ももを含んだ脚は、静脈の流れが、脂肪層から筋肉を貫いて、伏在静脈や大腿静脈、腸骨静脈などの深部の太い静脈に注ぐ形になっています。それらの太い静脈は、あまり曲がりくねったりせず、スムースに下大静脈に続き、右心房に帰ってきます。普段は重力の関係上、脳や上半身と違って、脚からの静脈血は心臓には戻ってきにくいものですから、静脈の流れができるだけ真っ直ぐになっているのは理にかなっていることなのです。しかし、このような脚からの静脈血のスムースな流れが、血液ばかりでなく血栓もスムースに流すことになり、血栓が心臓を通って肺にたどり着きやすいということにもなるのです。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 11

では、下腿静脈瘤などで血栓を作りやすいふくらはぎの方が血栓の発生も多く、太ももよりもリスクが高いということになりますが、実際はそうではありません。それが、第2の理由である、脂肪の吸引量の問題があるからなのです。ふくらはぎの場合、脂肪吸引の際には、足首まで手術をしたとしても、ふくらはぎが非常に太くて長い人でも、最大で1000㏄くらいの吸引量です。しかし太ももの場合、3000㏄の吸引量は決して稀なことではありません。吸引量が多いということは、それだけ静脈を含む皮下組織への刺激が強く、しかも広い範囲にわたっているということができます。このように、太ももの脂肪吸引は、ふくらはぎに比べて血栓を作る素地が強く、しかも広範囲にわたっているということができます。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 12

そして第3の理由ですが、これは第2に理由でもある吸引量の多さと関係したことなのですが、術後の運動制限からくる問題です。太ももの脂肪吸引の術後は、その吸引量の多さと手術範囲の広さから、他の部分に比べてどうしても痛みが大きい傾向にあります。正確には、吸引量と言うよりも手術範囲の広さからくるものです。
太ももの脂肪吸引の範囲としては、歩行時に屈曲・伸展を繰り返す関節を2つ含みます。股関節と膝関節です。さらに、太ももを含む「脚」は、起立・歩行時には体重を支えることになり、常に筋肉に力が入っている状態になります。これらのことからも、術後の痛みとそれに伴う運動制限は、腹部や二の腕などとは違って、比較的強いものとなるのです。そうすると、どうしても術後は、自分自身で歩行を制限してしまいがちになります。歩行をあまりに制限することは、静脈内の血液の流れが鬱滞しがちになり、血栓の発生素地になるのです。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 13

脚は心臓よりも下の位置にあるため、構造的に、心臓に血液が静脈を通って帰ってきにくいところです。立ち仕事で脚がむくむのは、心臓に還りにくい静脈血の中の水分が、血管を構成している細胞と細胞の間から周囲の脂肪組織に漏れだし、そこを水を含んだスポンジのように膨らませてしまうからです。そこで、静脈血を心臓に返すのを助けているのが、いわゆる「脚のポンプ機能」としての歩行時の筋肉の動きなのです。歩行時に筋肉が収縮と弛緩を繰り返ことで、動脈から血液を吸い上げ、静脈に血液を吐きだし、静脈血の流れを強くするのです。さらに、この筋肉の収縮と弛緩の繰り返しは、静脈対してマッサージを加える作用もあります。さらに、静脈にはところどころに逆流防止弁が付いていて、一度心臓の方向に押し出された血液が、重力によって再び脚の方に戻ってこないようになっています。このように、歩行するということは、脚の静脈血の流れをスムースにし、心臓に血液を還すのに重要な役割があるのです。だから、同じところでずっと立ちっぱなしの状態よりも、同じ時間だけ歩いている人の方が、むくみが少ないということもできます。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 14

このような、静脈血の流れをスムースにする「歩行」と言う動作を、脂肪吸引の術後に全く行わない状態になってしまうと、静脈血は静脈に中によどんでしまい、血栓を作ってしまうことが多くなります。流れの速い川や常に波を立てて流れている海は、気温が氷点下になっても凍りにくく、バケツに汲んでおいた水や流れのない池に氷が張りやすいのと同じです。水道管の中の水が凍らないように、北国の冬は、水道を出しっぱなしにします。これも同じ理論からです。静脈血栓症の発生が、太ももの脂肪吸引後に多い理由の一つは、術後に歩行を控えてしまうことも大きな原因であることが、お分かりかと思います。

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二の腕・ヒップと太ももの脂肪吸引+脂肪注入でバストの左右差修正 15

では、どのようにしたら、この太ももの脂肪吸引後の静脈血栓症のリスクを少なくできるのでしょうか?簡単に言ってしまえば、術後の痛みを少なくし、圧迫期間をできるだけ短くすることに尽きます。そのためには、以前にも書きましたが、血管や神経などの、脂肪以外の組織にできるだけダメージを与えないことです。そのためには、脂肪吸引にはしっかりと時間をかけて、できるだけ直径の細いカニューレを使用することです。そして、決してスポーツのように力を込めて手術をしないことと、カニューレの先端が振動するような器具を使用しないことです。これらのことを守らないと、脂肪吸引自体が成功しても、術後の痛みを軽くすることができないばかりか、出血量を増やし、術後の圧迫期間を長くすること、さらに、重大な事故を誘発することが多いからです。ここ10年くらいの脂肪吸引による死亡事故は、カニューレの先端が振動する器具を使用したり、スポーツのような乱暴なカニューレの運動により、腹腔内の腸管を傷つけ、腹膜炎で死亡に至った例が多発しているのです。脂肪吸引の合併症としての、腹腔内損傷と静脈血栓をできるだけ防止するには、やはり、できるだけ細いカニューレを使用して、丁寧に時間をかけた手術を行うに尽きるのです。

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脂肪吸引(ふともも)1

太ももの脂肪吸引を受けたモニターさんです。太ももにたっぷりと付いた脂肪によって、術前はパンツ類の選択に困難を来していたそうです。

 

脂肪吸引(ふともも)2

では、このように大きな効果がある脂肪吸引ですが、最近、その世間的なイメージが悪くなってしまっています。

 

脂肪吸引(ふともも)3

脂肪吸引に関する安全性の確保として、アメリカで採られてきた対策は、大きく2つの時代に分けることができます。

 

脂肪吸引(ふともも)4

Tumescent liposuction(トゥーメッセント・ライポサクション)は瞬く間にアメリカ中に普及していきました。しかし、今度は別の問題が持ち上がってきました。

 

脂肪吸引(ふともも)5

静脈血栓症の発症については、このような長時間の全身麻酔といったことの他に、もう一つ、その原因を挙げることができます。それは、血管に対するダメージの大きさです。

 

脂肪吸引(ふともも)6

アメリカの2つの美容外科学会が発表した脂肪吸引に関するガイドラインは、両方ともに非常によく似た内容のものとなっています。

 

脂肪吸引(ふともも)7

このようなアメリカでの脂肪吸引に関する安全性確保の取り組みに共通しているコンセプトは、皮下脂肪組織の血管をできるだけ傷つけないということです。

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脂肪吸引(ふともも)8

細いカニューレを使用することで、血管のダメージ低下から血栓症の予防となり、表面の凸凹の発生も防止でき、安全性と仕上がりを両立させることができたのですが、もう一つ、細いカニューレで脂肪吸引することのメリットがあります。

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脂肪吸引(二の腕・肩)1

二の腕(上腕)の脂肪吸引を受けたモニターさんです。腕は顔同様に、夏のシーズンは露出することが多い個所ですので、凸凹を作ったり、筋肉を浮き上がらせてしまっては、台無しになる個所です。

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脂肪吸引(二の腕・肩)2

脂肪吸引を論じる際に、カニューレという言葉は、一般的に雑誌やインターネット上に登場するようになりました。では、このカニューレの太さと言うものは、実際には一体どのようなものを指しているのでしょう?

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脂肪吸引(二の腕・肩)3

このように、カニューレの太さは、美容外科の広告やサイト上では、一般的には内径で表示されているのが現状です。しかしながら、実際のカニューレの太さと、それに伴う皮膚の穴の大きさや脂肪吸引の安全性を論じるには、外径がキーポイントになってきます。

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脂肪吸引(二の腕・肩)4

初期のマイクロカニューレ(micro-cannula)は、このように通常の脂肪吸引用のカニューレと形態上は同じものでした。

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脂肪吸引(二の腕・肩)5

このようなマイクロカニューレは、元々はツーメッセント液を注入するためのものですから、所期の目的を効率よく遂行できるように進化していきました。

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脂肪吸引(二の腕・肩)6

一方、マイクロカニューレは脂肪吸引に使用するカニューレとしても進化しました。

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脂肪吸引(二の腕・肩)7

また2000年代に入り、マイクロカニューレは脂肪を吸引するためのカニューレとして、別の面でも注目され始めることになります。

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ヒップの脂肪吸引 1

脂肪吸引でヒップの形を整えたモニターさんです。元々ヒップが大きいのが悩みで、ジーンズなどはヒップでサイズを合わせていた状態でした。

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ヒップの脂肪吸引 2

術後は、ヒップの最も高いところが上のほうに位置するようになり、いわゆる若返りの効果が観察されます。
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ヒップの脂肪吸引 3

ヒップの脂肪吸引を希望される患者さんの主訴には、2つのタイプがあります。
一つは、「ヒップを小さくしたい」というタイプ。もう一つは、「ヒップの垂れを修正したい」と言うタイプです。
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ヒップの脂肪吸引 4

脂肪吸引後の皮膚のたるみを防止するプラズマリポですが、それが導入される前には、表層脂肪吸引(Superficial liposuction)という方法がありました。
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ヒップの脂肪吸引 5

こちらのモニターさんの場合には、「ヒップを小さくしたい」と言う主訴で、年齢的にも比較的若く、皮膚の弾力性もしっかりと保たれていました。
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太もも全体の脂肪吸引 1

太もも全体を脂肪吸引したモニターさんです。元々、あまり太い脚ではないのですが、さらに細くということで、手術を決行しました。

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太もも全体の脂肪吸引 2

脂肪吸引の手術に使用するカニューレ側の要素としては、その太さが大切です。

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太もも全体の脂肪吸引 3

筋肉や皮膚などと比較して、血流が乏しい皮下脂肪組織ですが、そこには大小数多くの血管が存在します。

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太もも全体の脂肪吸引 4

できるだけ細いカニューレを使用することは、術後の凸凹の防止だけでなく、重大なる合併症・副作用の防止にもなるということです。

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太もも全体の脂肪吸引 5

一方、脂肪組織側の要素としては、現在は、チューメッセント法(ツーメッセント法,トゥーメッセント法,Tumescent Method)というのが、その根底にあります。

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太もも全体の脂肪吸引 6

脂肪吸引に際して、脂肪組織側の要素の改良は、この、チューメッセント法(ツーメッセント法,トゥーメッセント法,Tumescent Method)をベースにした上でのことになります。

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太もも全体の脂肪吸引 7

体内式超音波の機器として、最近流行しているのが、ベイザーです。

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太もも全体の脂肪吸引 8

前出の論文は、各種の脂肪吸引法、特に吸引される側の皮下脂肪の処理法について、4種類の方法を比較したものとして、大変興味深いものです。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 1

腹部の脂肪吸引を、ウエストを含めて行ったモニターさんの症例写真です。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 2

脂肪吸引は、皮下脂肪層に吸引管を挿入し、それを前後運動させれば皮下脂肪が取れます。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 3

美容外科医の脂肪吸引に対する誤解 その1は、情熱のある医師が陥りやすい誤解です。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 4

情熱的な若い医師の献身的な努力にもかかわらず、皮下脂肪を吸引しすぎて、凹凸を残してしまうというのは、医師・患者双方にとって、ほんとうに残念なこととなります。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 5

このような悲劇的状況の被害に遭わないようにするために、患者側として注意することは、きちんと術後検診をするクリニックがどうかを見極めることです。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 6

美容外科医の陥りやすい、脂肪吸引に対する誤解のその2は、逆に脂肪吸引に対して情熱を感じない美容外科医によるものです。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 7

つまりこの第二の誤解は、脂肪吸引の他に、多くの種類の手術を執刀できる技量のある医師によるものと言うことができます。

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腹部・ウエストの脂肪吸引症例写真 8

以上のように、脂肪吸引と言う手術は、美容外科の中では最も形成外科の応用であるとは言い難い手術であると言えます。

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足首の脂肪吸引 モニター症例写真 1

こちらのモニターさんの症例写真は、足首の脂肪吸引です。
 
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足首の脂肪吸引 モニター症例写真 2

足首の構造は、その太さの構成成分に関して、解剖学上、ほとんどがアキレス腱と骨であるということができます。
 
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足首の脂肪吸引 モニター症例写真 3

足首と言うと、ほとんどの方は踝(くるぶし)の部分を思い浮かべると思います。
 
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足首の脂肪吸引 モニター症例写真 4

このように術後の歩行障害を残さず、しかも効果的に足首の脂肪吸引を行えるためには、やはり器具の選択も重要な要素となります。
 
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足首の脂肪吸引 モニター症例写真 5

足首の脂肪吸引の際には、カニューレを挿入する穴をできるだけシワに隠すことを考えて、踝周辺に穴をあける形となります。
 
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