鼻翼縮小・鼻尖縮小+耳介軟骨移植 の症例写真 6

鼻翼縮小術については、現在、大きく分けて2つのアプローチがあります。主に鼻の内側から切開する方法と、外側から切開する方法です。
 
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内側アプローチと外側アプローチですが、それぞれに利点と欠点があります。
まず、内側アプローチですが、切開線はその大部分が鼻翼の内側にあり、外側の傷が非常に少ないことは、大きな利点と言えましょう。しかし、その効果と言うことになると、鼻翼の幅を小さくできる効果は限定的で、しかも、マイルドに鼻翼の中央部が張り出した症例にしか適応がありません。したがって、この方法は鼻翼縮小術と言うよりも、むしろ、鼻孔縮小術の効果のほうが大きなものとなっています。
それに対して、この症例のような鼻翼の外側からアプローチする方法の場合には、もっと適応症例の自由度と、手術の効果が大きなものとなります。特に、鼻翼の付け根の幅が広く、そのことが鼻の幅を広く見せている症例の場合、鼻翼の外側からのアプローチでなければ、十分な手術の効果を出せません。
このように、鼻翼縮小術と言うのは、症例と患者さんの希望によって、手術法を使い分けることが大切になります。