顎を短く+セットバック後の顎のくぼみ修正 3

そこで、このような顎の短縮が限られている「中抜き」の手術に対して、最近は顎の骨の先端を単純に切り取ってしまう手術法も行われるようになってきました。
 


この手術法は、顎先の筋肉や骨膜をすべて骨からはずしてしまうため、切り取った骨片の位置にスペースが残りやすく、そのために切り取った骨の量に対して、顎を短くする効果は約50%といったところです。そこで最近は、手術で顎先の骨を切り取った後、すぐに筋肉を骨に縫合して、スペースを残さないようにすることが行われています。このような方法を採用すれば、顎先にスペースを残すことなく、切り取った骨の量に対して十分な、顎を短くする効果を得ることができます。「中抜き」ではなく、このような手術法を採用する場合というのは、下あごの骨の中の、神経の走行が比較的低い位置にあり、それを切断しないようにすれば「中抜き」では十分な量の骨が切除できない場合です。また、歯根が非常に深く長く顎の骨の中に埋まっている場合も、「中抜き」では十分に骨を切り取れないのですが、神経よりも下のほうまで歯根が伸びている場合というのは非常に稀なことですので、大多数の症例では、神経の走行に関係した症例ということになります。したがって、術前検査でレントゲンを撮影して、下顎の骨の中の神経の走行を術前にチェックしておくことは、手術法の選択にも関与する重要な検査ということになります。

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