ふくらはぎにボトックスを注射して美脚 7

ボトックスで筋肉が細くなる作用と言うのは、医学的用語で「廃用性萎縮」という現象を応用したものであるといえます。
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廃用性萎縮とは、使わない筋肉がその力を失っていき、細くなっていく現象のことです。この現象について、よく目にすることがあるのが、腕を骨折した時に、1か月ほどしてギプスを外すと、腕が細くなっていることです。ギプスをしていると、腕を使わないため、筋肉が細くなってしまったのです。この場合には、ギプスを外すと、以前と同様に腕を再び使うようになるため、やがて筋肉の太さは元通りに戻ってきます。
しかし、前出の、噛み締めのクセによる咬筋の肥大(エラの筋肉の突出)や、この症例のような、太くなったふくらはぎに関しては、少し事情が違ってきます。ボトックスの効果が存在している間に、噛み締める癖がなくなったら、咬筋の肥大は解消されたままになります。そしてそのことは、ボトックスが効いている間に、咀嚼の時に主体として使用する筋肉の構成が変化するため、頻繁に観察されることでもあります。また、ふくらはぎの場合にも、スポーツを止めていることや、靴の種類の変化(スニーカーからハイヒールへなど)によって、ふくらはぎの筋肉が太くなってしまった原因がなくなっているなら、筋肉の細くなった状態が、長期間または永久に保たれるということです。