エラ ボトックス 5

えらのボトックス注射を受ける場合に、注意が必要な人もいます。どんな人かと言うと、ひとつは、顎関節症の方です。歯科で顎関節症の診断を受けていて、その原因が強く噛みしめることにある場合には、エラに対するボトックス注射は、治療の助けになります。その場合には、こめかみの筋肉にも、ボトックスを注射する場合もあるくらいです。しかし、「時々、耳の前に痛みが出る」「片方のあごの関節がだるくなる」「口を開閉するときに音がする」などの症状がある場合には、上下の歯の咬み合せが原因で、そのような症状が発生している場合があります。そして、これらの症状は、上下の歯の咬み合せが原因で発生する種類の、顎関節症の前駆症状(始まりの症状)の場合があります。強く噛みしめることが原因ではない、噛み合わせが原因の顎関節症の場合には、不用意にエラのボトックス注射を行うと、顎関節症が進行する場合があるのです。そこで、当院では、それらの症状がある型の場合は、歯科での噛み合せの治療を視野に入れて、この処置を受けることを推奨しています。また、エラのボトックス処置を受けたあとに、これらのような症状が発生したら、歯科での噛み合せの治療を並行して行うか、ボトックスの注射を継続することを、一度見直すように、患者さんに指導しています。
顎関節症以外で、ボトックスをエラに注射するのに注意が必要な人は、力仕事をしている人や、スポーツ選手です。人間は、精一杯に力を入れる時には、反射的に全身の筋肉に力が入ります。咀嚼する筋肉にも力が入り、噛みしめることによって、最大の筋力を発揮できます。当然、えらの筋肉にも力が入ります。その時に、ボトックスでエラの筋肉を小さくしてしまっていると、食事のような通常の咀嚼には不自由なくても、噛みしめる力は低下していますので、全身の最大筋力が低下した状態になります。このことは、重い荷物を一気に持ち上げたり、力一杯のスイングを行う際には、不利な条件として働きます。そうすると、例えば、ゴルファーの場合にはティーショットの飛距離が落ちたり、野球選手の場合には長打が打てないことや、ピッチャーなら球速が落ちたりします。反対に、アマチュア・ゴルファーなら、「力み」が解消され、スイングフォームが改善されるかもしれませんが、やはり、運動能力としては低下していることには変わりありません。全般的に考えると、プロスポーツ選手は、引退してTVの解説者になったときに、TV映りがいいようにするために、この処置を受ける場合が多いようです。
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6 Replies to “エラ ボトックス 5”

  1. M より:

    全員に適応するわけではないんですね。

  2. k より:

    エラ張りがなくなるとフェイスラインがシャープですね。

  3. 一児の母 より:

    正面から見ると、効果がグンと分かりますね。

  4. うさぎ より:

    モニターの男性すごく変わりましたね。

  5. dazzle より:

    噛みしめる力って大事なのですね。

  6. 匿名希望 より:

    ラインがシャープになるので痩せた感じにも見えます。

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