脂肪吸引(ふともも)6

アメリカの2つの美容外科学会が発表した脂肪吸引に関するガイドラインは、両方ともに非常によく似た内容のものとなっています。
 


まず、1回の手術で吸引してもよい脂肪量の制限です。AACSと言う学会は、注入したTumescent液(トゥーメッセント液)を除いた量で5000㏄まで。ASAPSという学会は少し厳しく、4000㏄までとしています。それ以上の脂肪吸引のことは、Mega-liposuction(大量脂肪吸引)と位置付け、万全の全身管理を要求しています。日本人に対する脂肪吸引で、4000㏄の吸引を行うことは非常に稀なことですが、アメリカ人とは体格が違います。そこで、日本人の場合には、約3000㏄を安全域と考えていいでしょう。ただし、これはTumescent液(トゥーメッセント液)を除いた量と言うことですので、吸引器の瓶に入っている量ではありません。
そして2つ目が、使用するカニューレの太さに関するもので、2つの学会はどちらも、できるだけ細いカニューレの使用を推奨しています。太いカニューレはより太い血管に対するダメージを加える可能性が高く、血栓も大きくなりやすいためです。アメリカでは直径4㎜のカニューレは、ボディー用として十分に細いとされています。顔面の場合は直径3㎜です。しかし、皮下脂肪層が分厚いアメリカ人にとっては十分に細くても、日本人にとってはこの太さは十分とは言い難いと思います。
さらに3つ目の術後のフォローアップについては、圧迫固定の重要性と、術後早期の歩行を推奨するものです。脂肪吸引の手術当日の圧迫固定については、止血の意味からも欠かすことのできないものですが、その後の圧迫についても、術後約1か月間の、血栓予防用ストッキングの着用を勧めています。また、術後早期の歩行については、脚の筋肉を動かすことによる、脚のポンプ機能の働きを以て血液のよどみを防止し、血栓の発生を予防するということです。これは脂肪吸引に限らず、整形外科や腹部外科の手術でも同じことが言われており、多くの病院で実践されています。

One Reply to “脂肪吸引(ふともも)6”

  1. k より:

    全体的にかなり細くなりましたね。

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