脂肪吸引(二の腕・肩)3

このように、カニューレの太さは、美容外科の広告やサイト上では、一般的には内径で表示されているのが現状です。しかしながら、実際のカニューレの太さと、それに伴う皮膚の穴の大きさや脂肪吸引の安全性を論じるには、外径がキーポイントになってきます。
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そこで今から約20年前に、あるメーカーから、カニューレの肉厚が0.2㎜というカニューレが発売され、それがやがて「マイクロカニューレ(micro-cannula)」と呼ばれるようになっていきました。その発売の動機は、アメリカから上陸したツーメッセント・ライポサクション(Tumescent liposuction)を行うためです。ツーメッセント・ライポサクション(Tumescent liposuction)とは、皮下脂肪に止血剤や局所麻酔薬を含んだ生理食塩水であるところの、ツーメッセント液を大量に注射して皮下脂肪層を膨らましておいてから、脂肪吸引を行う方法のことです。通常の注射針では、このツーメッセント液を大量に効率よく皮下脂肪に注入することができず、非常に多くの時間と労力を必要としていました。そこで、注射針に代わる、ツーメッセント液を効率よく注入できるような器具として、カニューレの肉厚が0.2㎜というカニューレが開発されたのです。このカニューレは、当初の形態としては、その肉厚や太さを除いては、脂肪を吸引するカニューレと同じものでした。そして内径は1.6㎜、2㎜、2.5㎜、3㎜、3.5㎜の5種類です。外径にすると、それぞれ約2㎜、2.5㎜、3㎜、4㎜ということになります。これらのうち、内径1.6㎜と2㎜は顔面用、3㎜と3.5㎜がボディー用となります。