脂肪吸引(二の腕・肩)7

また2000年代に入り、マイクロカニューレは脂肪を吸引するためのカニューレとして、別の面でも注目され始めることになります。
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それは、マイクロライポサクション(micro-liposuction)や、ランチタイムライポサクション(lunch time liposuction)と呼ばれる脂肪吸引が、アメリカの西海岸カリフォルニアや南部のフロリダで流行し始めたことによります。
マイクロライポサクション(micro-liposuction)とは、読んで字のごとく脂肪吸引量は少ないのですが、ボディーのカーブをより精密にデザインし、美しいボディーラインを創造する脂肪吸引のことです。
また、ランチタイムライポサクション(lunch time liposuction)とは、ランチタイム、つまり昼食時間の1時間以内に終了してしまう脂肪吸引のことで、やはりマイクロライポサクション(micro-liposuction)同様に脂肪の吸引量は少ないのですが、狭い範囲の脂肪吸引であると理解すれば正解だと思います。
これらの脂肪吸引の場合には、その精密なデザイン性や手軽なイメージを現実化するために、より細いカニューレの使用が求められたのです。それが、マイクロカニューレ(micro-cannula)が注目され始めた理由でもあります。
このようにマイクロカニューレ(micro-cannula)は、ツーメッセント液の注入用としてだけではなく、脂肪吸引用のカニューレとしても注目され、普及してきました。
しかしながら従来のマイクロカニューレは、いかに細いと言っても、1.6㎜、2㎜、2.5㎜、3㎜、3.5㎜の5種類です。さらに、いかにマイクロライポサクションとして精密なデザインを行うと言っても、脂肪層が日本人とは比べ物にならないほど分厚いアメリカ人での話です。そこで、当院ではこれらを日本人用のサイズに改良し、さらに脂肪吸引する脂肪層の深さや場所によって、10種類以上の先端のホールパターンを準備しました。
具体的には、当院の極細カニューレは従来のマイクロカニューレよりもさらに細く、内径では0.8㎜、1.0㎜、1.2㎜、1.6㎜、2㎜となります。これらのうち、0.8㎜と1.0㎜は顔面用で、太さは注射針と言ってもおかしくないものです。1.6㎜と2㎜はボディー用です。他院で使用されている通常の顔面用脂肪吸引カニューレが3㎜で、ボディー用脂肪吸引カニューレが4㎜と5㎜ですので、内径で見ても、太さは2分の1から3分の1です。これが外径になると、3分の1から4分の1になるのです。また、従来のマイクロカニューレとの比較においても、当院の極細カニューレは約半分の太さになっています。