太もも全体の脂肪吸引 4

できるだけ細いカニューレを使用することは、術後の凸凹の防止だけでなく、重大なる合併症・副作用の防止にもなるということです。
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細いカニューレによって脂肪吸引を施行した場合、カニューレの穴は必然的に小さなものになります。すると、穴に入ってくる脂肪組織も、大きなものは入ってくることができず、小さなもののみが入ってくる状態です。従って、その穴に入ってくる脂肪組織は、それが含む血管も細いものであるということができます。つまり、本当に抹消の、非常に細くて、切断されても大きな出血はなく、したがって大きな血栓ができず、術後の圧迫によって十分に止血できるような血管のみが、細いカニューレにて脂肪吸引した際にはダメージを受けるということができます。これが、カニューレの直径が太い場合には、その反対に、術後の圧迫のみでは止血できない為、血栓の形成が大きく、それが静脈血栓症(脂肪塞栓症)から呼吸不全へと向かう原因となるのです。もちろん、太いカニューレを使用して切断してしまった血管については、その再生も十分になされないため、術後半年以上の長期間の観察の後には、皮下脂肪層の上にある皮膚の血行が悪くなっている症例も観察されています。