膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 4

血栓が発生しやすいことと、線溶系がうまく働かないことの素地としては、血管へのダメージとともに、静脈の循環不全があります。この静脈の循環不全とは、静脈内の血液が手足などの末梢から心臓に向かってうまく流れず、淀み(よどみ)を作ってしまうことです。これは、全身麻酔下で筋肉の緊張が全くない状態が長時間にわたって持続したり、手術によって血管を傷つけるなどの、手術による要因はもちろん存在します。また、それらとともに、血管が動脈硬化で硬くなっていたり、下肢静脈瘤で静脈の弁が破壊されていたりすることなど、肉体そのものの要因も関与します。さらに、手術中の輸液不足での脱水も、血栓の発生要因です。したがって、脚の脂肪吸引の際に静脈血栓症の発生を予防するには、1)全身麻酔はできるだけ避けること(全身麻酔の場合には麻酔時間をできるだけ短くすること)、2)術後は早期に脚の運動をさせること(具体的には歩かせること)、3)動脈硬化性の疾患(高血圧、高脂血症など)や静脈瘤の発症している患者は注意すること、4)術中の輸液は十分に行うこと、が大切であるとされています。
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