頬の前方に脂肪注入 5

脂肪注入の手術は、腫れが大きく、1か月近くと長期に及ぶというのが、これまでの常識でした。
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これは、脂肪の生着率(最終的にそこに残る脂肪の量)が少なかったためです。これまでの脂肪注入は、顔面への注入の場合、注入した脂肪の約30から50%しか残らず、残りは吸収されてなくなっていました。つまり、生着率約30から50%だったということです。そこで、脂肪注入の十分な効果を獲得するためには、膨らませる予定の量の2倍から3倍の脂肪を注入するか、あるいは、手術を2,3回繰り返す必要がありました。しかし、注入された脂肪が吸収されるのは、腫れが退くのと違って非常にゆっくりで、その80%が完成するのに、約1か月の期間が必要です。つまり、約1か月の間、脂肪注入を行った箇所については、予定よりも膨らみが大きく、外見上はそれを以て「腫れ」と認識されるというわけです。そして、それが、脂肪注入の手術は腫れが長期に及ぶということになってしまったのです。
しかし、当院の脂肪注入の生着率は、ほぼ100%に近いもので、平均で90%以上になっています。したがって、当院の脂肪注入では、予定よりも多くの脂肪を注入する必要がありません。このことは、所謂、腫れの長期化がなく、最初から腫れないということでもあります。