バストの張りを戻す目的の、幹細胞・WPRPF併用脂肪注入 5

このように、注入量可能な量が限られた中で、注入した脂肪の生着率の向上は、豊胸効果をできるだけ大きくするためには至上命題となっていきました。そして、当院の幹細胞・WPRPF併用脂肪注入では、平均90%の生着率を記録しています。
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幹細胞を使用する方法の次に登場したのが、コンデンスリッチと言う方法でした。この方法は、脂肪吸引によって採取した脂肪組織を、重りを入れたチューブやシリンジの中で遠心分離を行い、成熟して細胞膜が弱ってしまった脂肪細胞を破壊すると同時に、水分や脂肪細胞の破壊によって生じた油分を取り除くものです。そうすると、幹細胞をはじめとした脂肪細胞になる前の細胞の濃度を、注入する脂肪組織の中で上昇させることができます。また、幹細胞だけでなく、完全に脂肪細胞に分化する前の、前脂肪細胞など、脂肪細胞の前駆細胞も、注入した脂肪組織の生着率向上に役立てることができます。このコンデンスリッチと言う方法によって、バストに注入した脂肪組織の生着率は、約70ないし80%へと向上しました。
このコンデンスリッチと言う方法を元にして、当院ではさらに改良を加え、幹細胞・WPRPF併用脂肪注入と言う方法を開発しました。この方法は、コンデンスリッチの原理を全面的に取り入れた方法で、脂肪吸引で採取した脂肪を加工し、さらに成長因子が豊富なWPRPFを添加することによって、バストに注入された脂肪の更に高い生着率を獲得することが可能です。この方法は、「吸収される脂肪があるなら、吸収された脂肪の体積の分が増えれば問題がない」というコンセプトから、その増える元である幹細胞や脂肪の前駆細胞に、成長因子を作用させるように設計されています。そして、そのバストに注入された脂肪の生着率は、平均90%に達しています。これは、中には100%の生着がみられる方もいるということです。このように、当院の幹細胞・WPRPF併用脂肪注入は、脂肪注入による豊胸術の完成形とでも言うべきものとなっています。