脂肪注入によるミニ豊胸症例写真 5

脂肪組織の選択の他、生着率向上のためのもう一つの工夫は、成長因子の添加です。
20140721_102929.JPG 20141020_130913.JPG


成長因子とは、読んで字のごとく、組織を成長させる因子です。この成長因子の作用は、細胞分裂と分化を促進することで達成されます。この成長因子を注入用の脂肪に混ぜることで、注入用の脂肪の中に含まれる幹細胞や前脂肪細胞などの、脂肪細胞の前段階にある細胞を刺激する形となり、吸収される脂肪細胞の代わりに、次々と新しい脂肪細胞を作り出すことができるのです。また、成長因子は、これらの細胞が吸収されずに生き残って、細胞の複製と分化・分裂を促進するための環境を整えることにも寄与します。それは、この注入用脂肪の中の幹細胞は、脂肪細胞のみに分化するのではなく、最終的には繊維芽細胞や血管内皮細胞など、脂肪組織内の脂肪細胞以外の細胞にも分化するためです。そしてそれらの細胞は、脂肪組織の中で脂肪細胞を支え、栄養や酸素を供給するシステムとしての細胞間マトリックスの生成を促進し、維持する働きがあるのです。さらに、このようにして脂肪組織とともに注入された成長因子は、周辺に存在する元々のバストの組織にも働き、注入された脂肪組織に対する作用と同様の作用を及ぼします。つまり、成長因子を脂肪注入に用いることで、脂肪組織そのものの生着率と相俟って、注入された脂肪組織と周辺のバストの組織の細胞成分のサポート作用が強力に相乗効果を発揮し、本来の生着率以上の豊胸効果を発揮できるということです。