ヒップとその周辺(太もも)の強力脂肪溶解注射 7

脂肪溶解注射は元々、メソセラピーと言う技術から派生したものです。
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メソセラピーというのは、症状がある箇所に対して、直接治療薬を注射することにより改善を図るというものです。このメソセラピーは、1952年、フランスのDr.Pistorによりはじめられたとされています。しかし治療学の考え方としては、非常に単純な、理論などの介在はあまり必要としない発想ですから、それまでも多くの医師によってなされていた治療だったと思われます。ただし、それなりの治療体系をまとめて一つの治療法として確立したのが、フランスのDr.Pistorであり、その年代が1952年だったのではないかと思われます。そのメソセラピーに関して、現在の適応は、慢性疼痛、しわ、たるみ、しみ、傷の治療、脱毛症、皮下脂肪などです。そしてそれぞれの症状や部位によって、注射の深さや針の太さ、治療周期や薬剤の調合を変えて、改良され続けて今日に至ります。このようなメソセラピーの改良過程で、フォスファチジル・コリンが、局所の脂肪除去に有効であることが発見されたのが、脂肪溶解注射の始まりです。
このような経緯から、初期の脂肪溶解注射は、その脂肪溶解効果を獲得したいエリアをカバーするために、細い針で皮膚に対してたくさんの回数の注射を必要としていました。今でも、そのような注射の方式を用いているクリニックは存在します。その方式は確かに原法に沿った方法であることは事実なのですが、脂肪溶解注射の効果を出すためには必ずしも必要なテクニックではないということができます。むしろ、注射の痛みを、1か所につき何回も感じなければならないというデメリットのみがあると言えるでしょう。そこで当院では、注射を皮膚に刺す箇所は、原則的には1か所につき1回という形として、痛みのある回数と時間を極限にまで絞っています。