ニキビ跡とたるみにイントラセル　２

強力なＲＦ（高周波電流）を、マイクロニードルを通して皮膚の深部に送り込むイントラセルは、同じようにニキビ跡に対して有効な、フラクセルなどのフラクショナルレーザーと比較しても、非常に短いダウンタイムを誇ります。
　

フラクセルなどのフラクショナルレーザーは、皮膚の表面から極細のレーザービームを何本も照射します。しかしその際、レーザービームは皮膚の表面から照射されるため、表面に近いところが一番強いエネルギーを受け取る形になります。すると、皮膚の表面にある角質層を含む表皮は傷害を受け、その傷害は真皮の受けるＲＦ（高周波電流）による刺激よりも、非常に強いものとなります。つまり、フラクショナルレーザーは、細かい擦り傷を無数に皮膚に残しているのと同じ状況を作っているのです。そうすると、皮膚の表面の再生は真皮の再生よりもずっと遅いものになり、そのことで術後のかさぶたや、赤みなどの長期化などがみられます。また、術後3か月間の厳重な日焼け止めの塗布を怠ると、そこに色素沈着を残す結果となります。
イントラセルの場合にはフラクショナルレーザーとは違って、皮膚の深部にエネルギーを与えるものです。つまり、ＲＦ（高周波電流）は絶縁された極細針（マイクロニードル）を通って、表皮には照射されずに、真皮に直接到達します。したがって、イントラセルの場合にはＲＦ（高周波電流）は表皮を傷害せずに、真皮に直接到達し、その効果を大きく発揮するというわけです。このことは、表皮が正常なまま保たれるということであり、術後のかさぶたや赤みの期間を短縮でき、さらに日焼け止めの推奨期間やその厳重度を低くすることもできるというわけです。