イントラセルは、チップに装着された極細の針(マイクロニードル)が最長で2mmあります。この2mmという長さは、平均的な顔面の皮膚の厚さであり、極細の針(マイクロニードル)の長さを調節することで、真皮の表層から深層、さらに皮下脂肪層とSMAS(表層筋膜)にまでRF(高周波電流)を到達させることができます。
顔面のたるみに対しては、現在でもサーマクールやウルセラ・システム、タイタンなど、様々な機器が流通しています。それらの機器は、そのほとんどが皮膚だけに作用する物や、SMASと呼ばれる表層筋膜だけに作用するもの、あるいは皮膚と皮下脂肪に作用して循環を改善させるものです。つまり、複数の顔面のたるみの要素に対しては、それらのうちの一つの要素にしか有効性を発揮しないということです。したがって、たるみに対して最良の効果を期待する場合には、それらの処置を組み合わせて行う必要があります。いわゆる、コンビネーション治療です。また、即効性のある機器の場合には、その効果が短期間で終了してしまい、複数回の処置が必要になります。これらのことから、イントラセル以外の、たるみに対する治療機器の場合には、どちらにしても複数回の治療と複数の機器を組み合わせて使用しないと、効果が低いということです。
しかしイントラセルの場合には、前述のとおり、真皮の表層から表層筋膜まで、すべてのたるみに関する要素に対して、直接的にRF(高周波電流)を作用させることができます。したがって、他の施術とのコンビネーションや複数回の治療を行わなくても、たるみの改善には大きな効果があるというわけです。もちろん、フェイスリフトの効果のような、より大きなたるみの改善を希望する場合には、複数回の受療をしていただけるものでもあります。
術中の痛みが気になりますが、どうですか?