たるみ・ニキビ・ニキビ跡・毛穴~イントラセルで治療 9

そこで、このアブレージョンの治療原理に則って、その削る深さを浅くし、さらに削る広さをミクロン単位にして、数多く分散させることで、ダウンタイムの短縮を図ったのが、フラクショナル・レーザーです。
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このフラクショナル・レーザーは、削る深さは浅いのですが、その一つ一つの削る広さに関してはミクロン単位ですので、皮膚に対しては「穴を開ける」といった具合になります。その一つ一つの穴が、ニキビ跡そのものと、その周辺の皮膚を削る作用となります。そして、それらの穴が修復される過程で、古い、不完全な状態で治癒してしまったニキビ跡そのものの修復過程が、一部再起動して高さを回復し、その周辺部分は高さを減少させる作用を期待しています。フラクショナル・レーザーによる治療は、このように、アブレージョンを多数の細かい穴に分割して行うものです。したがって、ダウンタイムはアブレージョンと比較すれば、格段に短いのですが、治療回数はどうしても複数・多数回に及びます。さらにこの場合には、穴が細かい関係上、正常の皮膚の上では、修復作用は強く働き、削るという効果よりも、むしろニキビ跡そのものにおける修復作用の再起動のほうが、治療効果に影響を与えていると考えられます。