RF(高周波電流)を真皮に流すと、何故、ニキビ跡の凹みに効果があるのでしょう?それは、皮膚の再生作用に関係しています。
そもそもニキビ跡とは、化膿した皮脂腺のできものであるニキビがつぶれた後にできた、傷跡です。その深さは真皮にまで及んでいます。凹みになっているのは、傷跡の本体である、瘢痕が小さくなったからです。瘢痕が小さくなることを、瘢痕の退縮と呼びます。この瘢痕の退縮ですが、その大部分は、コラーゲン線維の減少から来ています。年齢とともに、肌の張りが無くなるにつれて、ニキビ跡が気になり始める方がいるのは、ただ単にたるみによってニキビ跡のところに影が見えるようになったためではなく、ニキビ跡を含めた肌全体のコラーゲンが減少したためでもあるのです。したがって、コラーゲン線維を増やしてやれば、ニキビ跡の凹みも改善するわけです。しかも、退縮した瘢痕の中に、コラーゲンを増やしてやれば、瘢痕は再び盛り上がりを取り戻し、凹みが改善されます。RFには、コラーゲンを増加させる働きがあります。だから、RFでニキビ跡の凹みが浅くなるのです。