高周波電流を流すと、なぜ、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善になるのでしょうか?そのキーワードは、コラーゲンのリモデリングという、皮膚の中の、主に真皮の再生が、キーワードとなっています。
RF(高周波)を皮膚に作用させると、真皮の中では、2つの動きがあります。
一つ目は、熱の発生です。この熱によって、真皮の、水分を失った、古い萎縮したコラーゲンやヒアルロン酸などが分解されます。その後、分解された古いコラーゲンは、一部は吸収され、その他は白血球などによって貪食されます。その時に、水分をたくさん含んだ、新しいコラーゲンが新生され、分解された古いコラーゲンと置き換わります。新しいコラーゲンは、水分を多く含んでいますので、同じ量のコラーゲンでも、しなやかで、しかも体積が大きくなります。また、白血球から放出される成長因子(細胞増殖因子)の作用で、繊維芽細胞が増加し、新生するコラーゲンや真皮の細胞は、分解されたコラーゲンや術前の細胞の数よりも、その量が多くなります。
真皮の状態が改善したことで、表皮の色素の代謝が正常化し、美白効果も得られています。