二つ目の、作用は、コラーゲン分子の再配列と呼ばれるものです。
コラーゲンのような、タンパク質の分子は、アミノ酸がたくさん結びついて、鎖のような長い分子を構成しています。このような分子には、極性といって、磁石のようなプラスとマイナスの方向があります。そこにRF(高周波)のような電流を流すと、電流の作用で、コラーゲンの分子が同じ方向を向いて、きっちりと整列し、おたがいの結びつきも強くなります。
しかし、古くなって、水分の含有量を失ったコラーゲン分子は、その配列がランダムになり、お互いの結びつきも弱くなっています。このことが、真皮の脆弱化、つまり、タルミの原因となる皮膚の弾力性の喪失につながっています。そこにRF(高周波)を流すことにより、前述のように、コラーゲン分子が整列し、お互いの結びつきを取り戻し、皮膚の弾力性が回復します。このように、コラーゲンの分子が整列する作用を、再配列と言うのです。
そして、これらの、真皮に対する熱作用と再配列が組み合わさって、真皮のコラーゲンが再構築される、つまりリモデリングが起こって、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善につながるというわけです。