完全オリジナルオーダーメードプロテーゼ 2

当院の完全オーダーメードプロテーゼは、これまで他院で「オーダーメード」といって施行されてきたものとは、全く違います。
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これまでオーダーメードと言われてきたプロテーゼの作成法は、レントゲンを撮影して、それに合わせてプロテーゼを削り出す方法と、石膏で鼻の型を取り、やはりそれに合わせてプロテーゼを削り出す方法の2つが、主に用いられてきました。
レントゲンを撮影する方法は、鼻の骨の側面からのレントゲンを撮影し、鼻の骨のカーブに合わせてプロテーゼを削り出します。この方法では、プロテーゼが合うのは、あくまでも鼻の骨の側面から見たカーブです。鼻の断面に関しては、そのカーブをプロテーゼに反映することができません。そこでどうしても、術後には、プロテーゼの縁の浮き上がりや、左右方向へのズレが生じやすい傾向にありました。実際に、他院で行われたこのようなプロテーゼによる術後の患者さんを、診療の現場では多く確認できます。