首の横シワに対してWPRPFで治療 4

首の横シワの発生病理は、少し複雑です。そして、WPRPFがどうしてそれに対して最も有効な治療であるかというのも、本当に原理を全て説明するとなると、本が一冊著せるほどになるでしょう。
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ここで、簡単に、首の横シワの発生病理について記すとするならば、首の皮下構造について理解してもらわなければなりません。首の皮膚は、顔面の筋肉同様、皮下の筋肉に繋がっています。その繋がり方は、皮下から筋膜に向って、繊維状のコラーゲンの繊維が、皮下脂肪層の中を通る形です。そしてその繋がりの部分が、ちょうど首の横シワの部分に相当します。つまり、しわに沿って皮膚と筋肉が、皮下脂肪を通して連続性を持っているということができます。その皮膚と筋肉の繋がりは、やはり皮膚を筋肉と同じ動きにし、皮膚のその他の部分とは違った形で動かします。具体的には、皮膚と筋肉の層が、皮下脂肪層を挟んで別々に大きくずれるようなときにも、この皮膚と筋肉の繋がりの部分は、筋肉に引っ張られた状態になり、引っ込むということです。
首の横シワというのは、このように皮膚が首の動きとともに筋肉に引っ張られる動きを何回も繰り返すことで、皮膚の同じところが何回も折りたたまれ、線状に皮膚が薄くなってしまった状態です。また、皮膚自体は老化とともに全体的に薄くなることも、この病因を促進してしまいます。
さらに皮下脂肪層もまた、老化とともに皮膚と同様にハリと弾力を失います。そうなると、その皮下脂肪層は皮膚と筋肉の間にあるため、皮膚と筋肉がコラーゲンの繊維で繋がっていないところの皮膚と筋肉の動きは、ますますバラバラになってきます。すると、皮膚と筋肉が繋がっているところは筋肉と同じ動きをしますので、そこは首の動きによって、より深く引っ込むようになります。
このようにして次第に深くなってくる首の横シワは、何回も折れ曲がって線状に薄くなってしまった皮膚を、元のように戻してやることと、皮下脂肪層の弾力を戻してやることです。比較的若い、こちらのモニターさんは、首の横シワに関してもあまり深さがないこともあり、今回は皮膚のみの問題の解決として、WPRPFでの解決で十分であったということができます。