刺青除去のモニターさん | 南クリニックの症例写真集

前腕の刺青切除除去　２

今回は幸いにして、2回と言う、非常に少ない回数での完全除去が可能でした。
　

前腕の刺青を、2回の手術で完全に切除・除去できたモニターさんです。まずは第一回目。
　

肥厚性瘢痕の治療は、根治的には、「瘢痕修正術」と言って、肥厚性瘢痕を完全に切除してもう一度縫合し直すことになります。
　

手術回数についてですが、このモニターさんの場合、最初は３回を提示したのですが、どうしても２回でと言うことで、かなり無理をしています。その際に問題になるのは、やはり傷の幅です。
　

刺青が腕や脚などを一周して入っている場合には、それがどんなに細くて、幅的には一回で切除できるほどだとしても、切除手術は２回以上に分けて行う必要があります。
　

上腕にぐるりと螺旋状に入っている刺青切除を行ったモニターさんです。早期の完全除去を希望したため、３回以上の手術が必要なところ、２回の手術で切除完了しました。そのまず１回目です。
　

刺青の切除を希望される方にとって、やはり一番気になるのは、術後の傷跡のことでしょう。
刺青の連続切除・縫合法における傷跡は、完成形としては、一本の線状のものにしてしまうことを目標としています。
　

これらのように、刺青の大きさだけではなく、その位置や皮膚の性質によって、連続切除・縫合法の各手術の間隔に、非常に大きなバリエーションがあると言うことができます。
　

連続切除・縫合法における、各回の手術の間隔は、皮膚の性質と、刺青周辺の皮膚の量によっておよその決まってくるものですが、もうひとつ、それを決める要素があります。
　

連続切除・縫合法における、各回の手術の間隔ですが、それはやはり、患者さんの皮膚の伸びる速度や、その性質に依存します。
　