小顔とリフトアップ

頬に対してプラズマリポを行ったモニターさんの写真です。口の横の部分である、頬の下前方が処置の中心です。

写真は順に、術前、術後1週間目、術後約1か月目となります。術後の適正なる圧迫が効を奏し、術後1週間目にて十分に効果を確認できるところまで腫れが退いております。内出血もなく、良好な術後経過と言うことができます。
こちらのモニターさんの、プラズマリポを受けた元々の目的は、年齢に伴って顔の下半分の幅が大きくなってきたことの改善でした。初診時には、ウルトラVリフトなども考慮しましたが、顔を小さくすることも希望に入っており、さらに長期間の効果を希望していたため、プラズマリポでの手術という結論に至りました。術後は、プラズマリポによる引締め・リフトアップ効果も良好で、脂肪を取ったにもかかわらず、タルミは全く出ず、それどころかリフトアップ効果が観察できます。

顔の輪郭を決めているのは、骨格・筋肉・皮下脂肪といった、3つの要素があります。

小顔を希望する場合には、これらのどの要素が、最も顔の輪郭を大きく見せているかということを把握したうえで、治療方針を決定する必要があります。例えば、骨格が大きな原因であればエラや頬骨の手術が必要であり、筋肉なら大抵の場合にはエラに対するボトックス治療が有効です。また脂肪の場合には、脂肪吸引やプラズマリポ、または脂肪溶解注射も有効なオプションとなります。そして特に、タルミによって輪郭が変化し、顔面の下のほうの幅が広くなった場合には、その部分の脂肪を減少させると同時にリフト作用を発揮するプラズマリポが、現在のところ最も適切な選択であるということができます。

皮下脂肪によって顔が大きく見える輪郭の場合は、その多くの原因が顔面の下3分の1の部分です。

そしてその部分は、頬のたるみによって、年齢とともに目立ってくるのですが、正面から見た時の輪郭としては、耳の下の部分ではなく、むしろもっと前の部分になります。つまり、耳の前と言うよりも、口の横の部分ということです。そして実は、この部分が、他院で脂肪吸引を行った患者さんでは取り残されていることが、非常に多く、しかもタルミを発生させていることが多く見受けられます。これには理由があります。その理由は、手術を担当した医師のセンスや技術的なこともさることながら、突き詰めて言えば、脂肪吸引を行う際に使用するカニューレと言う管に原因があると言わざるをえません。そしてその、カニューレの問題とは、一言で言えば、その太さと言うことができます。

通常の、他院にて行われている頬の脂肪吸引と言うのは、耳たぶの下や後ろからカニューレを刺し込むという方法を採ります。

耳たぶの後ろや耳たぶの下は、傷が目立たないため、そのようなアプローチを採るのですが、その部分からは頬の前方、口の真横の部分にはカニューレが届きにくいという欠点があります。それは、人間の耳たぶの部分から頬の前方にかけては、カーブを描いている形態上、長さのあるカニューレを使用しても、口の横まで脂肪吸引をしっかりと行うには限界があるからです。ではなぜ、このような耳たぶの近くから無理をして脂肪吸引を行うのかと言うと、カニューレを挿入するための穴が大きいためです。つまり、穴を大きくしないと挿入できない太さのカニューレを使用しているのです。太いカニューレのデメリットについては、今更言うまでもないことなのですが、術後の痛みや腫れなどの経過の激しさやその長さなどがあります。そしてそれらの中で、脂肪吸引手術を受けることを考えている患者さんにとって、一番分かりやすいことで、しかも術前に容易に想像できることが、この、傷の大きさであるということができます。そういった事情の下、一般的に他院においては、頬の脂肪吸引は、無理を圧しながら耳たぶの下付近から行われ、頬の側面の脂肪のみ十分な減量が行われ、頬の前方はほとんどが取り残されるのです。
このような、輪郭改善・小顔形成という目的において不完全な頬の脂肪吸引を防ぐためには、カニューレの挿入口である皮膚の傷を、耳たぶの近くではなく、もっと前方に持ってくる必要があります。しかし、従来の直径の太いカニューレを使用している限り、傷が大きくなる関係上、そのような位置から脂肪吸引を行うわけにはいきません。そこで当院では、カニューレの太さは1.2㎜と、その太さはできるだけ細くすると同時に、カニューレを挿入する穴をできるだけ小さくすることに成功し、術後早期こそニキビのような跡ですが、治癒過程が終了すれば、毛穴のような状態にすることにも成功しています。そうすることで、カニューレを挿入する穴の位置には制限がなくなり、適切な部分の脂肪吸引が可能になり、顔面の輪郭の改善にも、脂肪吸引が大きく役立つようになりました。

プラズマリポ・フェイスリフト

プラズマリポ・フェイスリフトを受けたモニターさんです。本来は、本格的なフェイスリフトを受けた方が、もっともっとよくなる状態です。しかし、本格的なフェイスリフトとなると、腫れや内出血など、術後のダウンタイムの問題があります。しかも、本格的なフェイスリフトとなると、切開を伴う手術ということになりますので、術後一定期間は洗顔や洗髪の制限があります。そこで、こちらのモニターさんはプラズマリポ・フェイスリフトを選択しました。プラズマリポの場合には、翌日からの生活制限はほとんどなく、翌朝の洗顔や洗髪も可能です。また、フェイスリフトのように耳の前や髪の中に傷を残すこともありませんので、術後3日ほどの腫れが収まれば、手術したことは誰にもわかりません。

プラズマリポは元々、脂肪組織を溶解(融解)して皮下脂肪を少なくするために開発されたものです。導光ファイバーの先端から、いろんな波長を含んだ光(ブロードバンド光)が360度全方向に照射されるため、脂肪組織を溶解(融解)する範囲やそのパワーが非常に強いのが特徴ですが、皮膚へのタイトニング効果も非常に強いことが分かっています。それは、脂肪細胞だけでなく、脂肪細胞を包んでいる細胞外マトリックスの膜にまで作用する波長を含んでいるためです。このことで、皮膚への作用、特に真皮への作用もあり、皮膚のタイトニング効果へとつながるのです。また、ファイバーの先端からの光の広がりが360度方向になるため、皮膚に対して平行にファイバーを挿入するだけで、真皮の下層に対して光が作用するという操作性の特徴も、皮膚のタイトニング効果を高めています。したがって、中等度から軽度のたるみに関しては、皮膚を切開して切除しなくても、皮膚のタイトニング効果から来る皮膚の縮みによって、リフティング効果も得られるのです。

このようなプラズマリポのフェイスリフト効果を利用して若返りを図るのが、こちらのモニターさんが受けた、プラズマリポ・フェイスリフトです。プラズマリポ・フェイスリフトの実際の手順は、次のようになります。
1) 顔面を消毒した後、局所麻酔の注射を行う。
やはり、プラズマリポは切開を伴わない(切開しない・メスを使わない)とはいっても、脂肪組織を破壊するわけですから、麻酔は必要になります。
2) 皮膚に注射針でファイバーを挿入する穴を開ける。
使用するファイバーと、それを守るカニューレは非常に細いものですので、それらを脂肪組織に挿入するための穴は、注射針で作成するだけで十分です。したがって、最終的にはそれらの穴は全く残らないと思っていただいて結構です。
3) まず、脂肪を減らしたいところの脂肪を溶かす。
具体的には、口の横の膨らんだ部分と、ホウレイ線の上の方の部分の脂肪組織です。この部分の脂肪組織を溶解(融解)してボリュームを減少させておくことで、重みをなくし、皮膚を下に引っ張る力を弱くしておきます。
4) スキンタイトニングが必要な部分にプラズマリポを照射する。
脂肪を溶解(融解)するモードではなく、皮膚に対してよく働くモードに切り替えて、リフティング効果がよく得られるように計算した部分に照射します。
5) 圧迫用のマスクを着用して終了。
圧迫用のマスクは、翌日、患者さん自身で外していただきます。マスクを外した後は、洗顔や洗髪・お化粧の制限がなくなり、通常の生活に戻っていただけます。

プラズマリポ・フェイスリフトの術後の経過ですが、フェイスリフトと比較すると、かなり軽度の負担しかありません。まず、表面に切開創がなく、小さな針穴だけですので、翌日から洗顔や洗髪とともにお化粧が可能なことです。それがフェイスリフトとなれば、どんなに手抜きをした安物のフェイスリフトであっても、術後3日間はこれらの行為に関しては何らかの制限があります。しかも、そのようなフェイスリフトはすぐに元通りとなり、しかも傷の幅が広くなってきます。場合によっては耳たぶが仏像のように伸びてしまうこともあるのです。このような、すぐに戻ってしまうフェイスリフトを、私たちのような本格的なしっかりとしたフェイスリフトを行う美容外科医は、陰で「フェイクリフト」と呼んでいます。

本格的なしっかりとしたフェイスリフトは、プラズマリポ・フェイスリフトよりも大きな効果が望めます。しかし、前述のように術後3日間の洗顔や洗髪の制限や、術後1週間は大きな腫れに見舞われます。これは、やはりしっかりと大きな範囲での剥離を行い、筋膜や靭帯を移動させるがゆえに、どうしても避けられないことです。しかし、プラズマリポ・フェイスリフトの場合には、このような制限は翌日からなくなり、腫れについてもおよそ術後3日間の我慢でクリアできます。つまり、プラズマリポ・フェイスリフトは、大きなタルミに対しての効果は本格的なフェイスリフトには及びませんが、軽度のたるみから、こちらのモニターさんのような中等度のたるみに対しては、術後のダウンタイムのことを考えると、非常に有効であると考えられます。つまり、総合的に考えると、たるみに対しては、重症の場合は本格的なフェイスリフトを行わざるを得ませんが、その他の場合にはプラズマリポ・フェイスリフトで十分に対応できるということです。つまり、幅の広い傷を残し、全くと言っていいほどたるみに対して効果のない安物のいわゆる「フェイクリフト」は、まったく出番がないということになります。

頬の脂肪とたるみ

丸顔と「何となくたるんできた」と言うことを主訴に、当院を受診したモニターさんです。頬にプラズマリポを施行し、たるみと頬の脂肪溶解(融解)を同時に実現できました。ちなみに、顎の下にはプラズマリポを施行していないのですが、後の方の写真でわかるとおり、この顎の下の部分にも効果がおよび、たるみが顔の下半分全体にわたって改善しています。
プラズマリポは、このように、強力な脂肪溶解(融解)効果だけでなく、皮膚のたるみの改善にも大きな効果を発揮します。
プラズマリポはレーザーとは違って、多数の波長を含む光によって脂肪を溶解(融解)し、皮膚のたるみを引き締めます。実際上、装置本体で作られる光の元はレーザーなのですが、このレーザーがファイバーを通って、その特殊加工した先端に到達すると、多数の波長を含んで360度方向に拡散する光に変換され、脂肪溶解(融解)効果だけでなく、皮膚の引き締めにも大きな効果を発揮できるようになるのです。

では、どうして多数の波長を含むプラズマリポの方が、レーザーよりも脂肪溶解(融解)効果が大きいのでしょうか?それは、レーザーがファイバーの先端から前方に直進しかしないのに対して、プラズマリポが先端から拡散するためと言うのが一つの理由です。そのことによって、脂肪の溶解(融解)範囲が広くなり、同じ操作で手術しても、プラズマリポが溶解(融解)する脂肪の体積が大きくなるためです。
もう一つの理由は、プラズマリポが多数の波長を含むというところにあります。光と言うものは、その色によって、吸収されやすい物質が決まっているのです。そして光の色とは即ち波長のことです。たとえばメラニンという物質は、紫外線をよく吸収する物質です。皮膚のメラニンが紫外線をしっかりと吸収することによって、人体の内部に紫外線が到達するのを防ぎ、紫外線による障害や発癌を防止しているのです。このように、光はその波長に応じて、よく吸収される物質が決まっています。ところで、レーザーと言うものは、単一波長の光であることがその定義の一つです。単一波長でない光はレーザーとは呼ばないということです。だからレーザーの場合には、単一波長と言って、一つの波長しか光が出ません。
そこで、各レーザーメーカーは、脂肪によく吸収される波長のレーザーを開発して製品化しています。これらの製品は、たしかに脂肪細胞にはよく吸収され、脂肪細胞を破壊するのに役に立ちます。しかし、脂肪「組織」は脂肪細胞だけでできているものではありません。脂肪組織は、脂肪細胞と脂肪由来幹細胞、それらの細胞外マトリックスで構成されているのです。そして、この細胞外マトリックスと言うのが曲者で、脂肪由来幹細胞もこの中にあり、脂肪細胞の再生を司っているのです。レーザーはたしかに脂肪細胞を破壊・溶解(融解)しますが、この細胞外マトリックスを破壊するわけではありませんので、せっかく脂肪細胞を破壊しても、脂肪由来幹細胞が働いて、全てではありませんが、脂肪細胞を再生してしまうのです。

細胞外マトリックスとは、細胞を取り囲むようにして存在し、組織の形を作るために存在しています。つまり、細胞外マトリックスがなければ、細胞は顕微鏡を使わないと目に見えないほど小さなものですので、いろんな臓器はドロドロの液体状で形を成さず、人体も形がない状態で、液体人間になってしまいます。したがって、この細胞外マトリックスは、細胞が集合して臓器を形作る際の骨組、または足場であるということができます。
また、細胞外マトリックスのもう一つの働きとして、細胞に対する物質の運搬とその調節と言うものがあります。つまり、細胞が生きるために必要な栄養や酸素などを効率よく供給したり、それらを貯蔵する働きがあるのです。当然のことながら、傷害を受けた組織の再生に必要なものも貯蔵しており、組織が傷害を受けるとそれらを放出して幹細胞の分裂や分化を促進し、組織の再生を助けるわけです。レーザーを照射されて脂肪細胞が溶解(融解)・破壊された脂肪組織は、この細胞外マトリックスから供給された栄養や成長因子によって、脂肪由来幹細胞の分裂と分化を促進させ、脂肪組織の再生が促されることになります。
したがって、効率よく脂肪溶解(融解)の効果を出すためには、脂肪細胞のみを溶解(融解)・破壊するのではなく、この細胞外マトリックスを破壊してしまわなければならないということがお分かりかと思います。

アゴ下のたるみに対しても効果を発揮しています。
脂肪組織においては、脂肪細胞はこの細胞外マトリックスが形成する膜によって包まれ、それがまたいくつか集まってさらに大きなマトリックスの膜で包まれると言ったことを繰り返して存在しています。そして、この細胞外マトリックスは、物質としては各種コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなど、多種多様の物質でできています。また、皮膚の細胞外マトリックスの構成成分と共通のものを多く含んでもいます。つまり、脂肪細胞のみによく吸収される波長のレーザーだけでは、この細胞外マトリックスへのレーザーの吸収は弱く、これをしっかりと破壊することができないということです。そこで、別の波長のレーザーを同時に照射するという発想が生まれてくるのですが、この細胞外マトリックスは前述のように多種多様な物質を含んでいますので、一つの波長のレーザーを追加するだけでは、破壊には不十分であるということができます。プラズマリポは、多数の波長を含んだ光(ブロードバンド光)であるため、脂肪細胞と同時に様々な物質で構成される細胞外マトリックスにも作用し、それらを効率よく溶解(融解)・破壊することで、術後の脂肪組織の再生を抑え、大きな効果を得ることができるというわけです。

また、前述のとおり、細胞外マトリックスには皮膚と共通の成分が多く含まれています。そのような細胞外マトリックスによく作用するプラズマリポは、当然のことながら皮膚にもよく吸収されるわけです。実際の手術では皮膚に直接プラズマリポを照射するわけではありませんが、皮下組織のかなり皮膚に近いところで照射しても、光が拡散する性質があるため、火傷などの合併症を発症することはまずありません。それでも脂肪組織から皮膚の方向に漏れたプラズマリポの光は、皮膚によく吸収され、その細胞と細胞外マトリックスに刺激を与え、皮膚のたるみに対してその改善に非常に役立ち、レーザーよりも大きな効果が望めるのです。
光が拡散するということは、先述のように脂肪溶解(融解)範囲が広いという利点だけでなく、安全性の上でも大きな利点となります。それは、レーザーと違って光が拡散するということで、ファイバーの先端に本当に近い場所のみが、強いエネルギーを受けるということだからです。映写機やプロジェクターを使用するときに、スクリーンが遠くなると画像が大きくなり、暗くなるのと同じことです。しかし、レーザーポインターは、遠くのスクリーンでも鮮明な点状のスポットを描出することができます。つまりレーザーは誤照射によって、時には重大な事故を惹起してしまうのに対し、プラズマリポは、ファイバーの先端からある程度の距離になれば、エネルギーは人体に全く害のないレベルになり、誤照射による火傷や眼球への障害は発生しようがないのです。
このように、拡散し、多数の波長を持つブロードバンド光であるプラズマリポは、その効果と安全性の両面において、脂肪溶解(融解)と皮膚のタイトニングに非常に有用な機器であるということができます。

こちらの写真でも、顎下のたるみに効果が出ていることに注目!

ぷっくりとした頬

頬の脂肪をプラズマリポで処置したモニターさんです。
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頬はたるまず、むしろ引き締まりました。
頬は引き締まり、口角から下に向かうたるみの線は、浅くなりました。
このように、顔面に対してプラズマリポを照射すると、タルミを残すことなく、皮下脂肪を減少させることができるばかりか、タルミそのものの治療にもなりえます。