F to M 乳房切除症例写真 2

こちらの症例写真のモニターさんに対する手術は、皮膚の切除と乳腺・脂肪の摘出、さらに乳輪・乳頭の縮小が加えられています。
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まず手術前に、切除するべき皮膚の量を決定します。そして、その決定した量に従って、皮膚にデザインします。皮膚の切除が必要だからと言って、どこに傷をつけてもいいかと言うと、そういうわけではありません。やはり、傷はできるだけ少ないほうがいいに決まっていますので、乳輪の縮小を行う傷とできるだけ重なるようにデザインします。しかし、こちらのモニターさんは、幅5㎝もの皮膚の切除が必要な症例ですので、傷自体もそれなりに長くなり、どうしても乳輪の周囲やその中にすべての傷を隠すわけにはいきません。そこで、皮膚を切除するための傷は、中央が乳輪に重なるようにして、横一文字としました。また、乳輪と乳頭は縮小が必要ですので、それらは皮膚と一緒に完全に切り取ってしまってから、手術の器械台の上で小さく整形し、再び胸部に戻すように計画しました。いわゆる、乳頭乳輪再移植法といわれる方法です。そのために、最終的に乳輪と乳頭をどのくらいの大きさとするかも、最初のデザインで計画し、その印を打っておきます。そうしないと、切除した後の皮膚は緊張を失って縮んでしまうため、器械台の上では十分に大きさの検討ができないためです。