膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 7

細いカニューレのメリットとして理解しやすいことの一つに、カニューレの挿入口を最小化できるという点があります。直径2mm位のカニューレであれば、挿入口は太めの注射針で皮膚に穴を開けるだけで十分です。しかし3mm以上になると、メスを使用して皮膚を少しだけ切開する必要があります。この二つの違いは、皮膚に残る傷の形と大きさの違いとして歴然たるものがあります。針であけた穴は、時間の経過とともに小さくなり、縫合しなくても塞がってしまいます。その跡は残ったとしても本当に小さく、虫刺されの跡のようにほぼ円形で、人工的な形とはなりません。しかしメスを使用して皮膚を切開すると、その傷の幅を狭く保って治癒させるためには、縫合が必要になります。そして切開創は線状の傷として残ります。線状に残った傷は、たとえそれがどんなに小さくても人工的な形であることには変わりありません。これらのことから、カニューレの太さは、メスが不要なくらいの大きさの穴から挿入できる太さに抑えるに越したことはありません。と、いうことは、直径2mm位までと言うことになります。
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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 6

そもそも痛みを感じるというのは、神経の自由終末であると言われています。この自由終末というのは、神経の先っぽに何もついていない状態です。神経の根本を脊髄や脳だとすると、神経の終末、つまり終わりは、体中の様々な感覚を司るために、いろんな形のものがついています。たとえば、圧変化と振動を感知するのはパチニ小体が付いている神経終末、触覚はマイスナー小体が付いている神経終末、圧覚や触覚・冷覚はクラウゼ小体が付いている神経終末、といった具合です。それらの神経終末の中で、何も付いていなくて神経がむき出しになっている状態のものを自由終末と言って、痛み(痛覚)はこの神経自由終末で感覚として感知されるのです。つまり、この神経自由終末が多いと、量的に痛みを多く感じ、それだけ痛いということです。神経を切断すると、その断端はこの自由終末の状態になってしまいます。そして、その切断された神経が太ければ太いほど、自由終末が大きく、痛みも強いとされています。このようなことから、術後の痛みをできるだけ少なくしようとするならば、太い神経へのダメージを最小限にしなければなりません。そのためには太いカニューレで脂肪吸引を行うべきではなく、できるだけ細いカニューレで脂肪吸引をすることが必要です。
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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 3

そこで、血管へのダメージによって、どのようにして血栓ができるかということを考察してみます。そもそも、血栓とは、血液が固まることによってできます。血管の中で血液が固まるときと言うのは、血管に何らかの異常が発生した時や、脱水などで血液がドロドロになった時です。脂肪吸引の場合には、まずカニューレによる血管壁へのダメージが加わることが、血栓発生の最初の引き金になります。カニューレによって血管壁にダメージが加わり、穴が開いてそこから血液が漏れると、穴の周辺の血液が固まって、その漏れをなくそうとします。漏れた血液だけが固まって、穴を塞ぐのであればいいのですが、その際には血管の内側の血液も固まります。このようにして血管内に血栓が発生します。細い血管の場合には、この血栓も小さく、血管の中を流れて太い静脈に入ったとしても、流れていく間や、心臓でかき混ぜられたりすると溶けてしまいます。平常時においては、血液が血管の中で固まってしまわないように、血液を固めて血栓を作るシステム(凝固系)と血栓を溶かすシステム(線溶系)が血管内でバランスをとって共存しているからです。しかし、太い血管にダメージが加わって、大きな血栓ができてしまい、それが静脈内に入った時には、血栓を溶かすシステム(線溶系)の作用が間に合わず、心臓を通って肺動脈へと到達し、肺の血管に詰まってそれを塞いでしまうのです。これが、太いカニューレで大量の脂肪吸引を行った際に発生してしまう、静脈血栓症の正体です。したがって、このような静脈血栓症の発生を予防するためにも、太い血管を傷つけないようにしなければならず、そのためには、脂肪吸引の際にはできるだけ細いカニューレを使用してした方がよいという結論です。
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膝周りとふくらはぎの脂肪吸引 3

そこで、血管へのダメージによって、どのようにして血栓ができるかということを考察してみます。そもそも、血栓とは、血液が固まることによってできます。血管の中で血液が固まるときと言うのは、血管に何らかの異常が発生した時や、脱水などで血液がドロドロになった時です。脂肪吸引の場合には、まずカニューレによる血管壁へのダメージが加わることが、血栓発生の最初の引き金になります。カニューレによって血管壁にダメージが加わり、穴が開いてそこから血液が漏れると、穴の周辺の血液が固まって、その漏れをなくそうとします。漏れた血液だけが固まって、穴を塞ぐのであればいいのですが、その際には血管の内側の血液も固まります。このようにして血管内に血栓が発生します。細い血管の場合には、この血栓も小さく、血管の中を流れて太い静脈に入ったとしても、流れていく間や、心臓でかき混ぜられたりすると溶けてしまいます。平常時においては、血液が血管の中で固まってしまわないように、血液を固めて血栓を作るシステム(凝固系)と血栓を溶かすシステム(線溶系)が血管内でバランスをとって共存しているからです。しかし、太い血管にダメージが加わって、大きな血栓ができてしまい、それが静脈内に入った時には、血栓を溶かすシステム(線溶系)の作用が間に合わず、心臓を通って肺動脈へと到達し、肺の血管に詰まってそれを塞いでしまうのです。これが、太いカニューレで大量の脂肪吸引を行った際に発生してしまう、静脈血栓症の正体です。したがって、このような静脈血栓症の発生を予防するためにも、太い血管を傷つけないようにしなければならず、そのためには、脂肪吸引の際にはできるだけ細いカニューレを使用してした方がよいという結論です。
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