イントラセルとWPRPFの同時施行が、なぜ、効果が高いのかというと、どちらも皮膚の再生力を利用した方法なのですが、二つの手技で、その働くところが違い、相乗作用を発揮するからです。
イントラセルは、RF(高周波)を皮膚に照射して熱を加え、皮膚に刺激を与えるものです。そのことで、一度治癒してしまった傷としてのニキビ跡に対して、再生力を再び与えることになります。つまり、例えて言うなら、止まってしまった馬に、もう一度鞭を入れることです。
WPRPFは、再生の原動力になる、成長因子(細胞増殖因子)を皮膚に注入します。そのことで、皮膚の再生力を活発にします。同じように例えるなら、お腹がすいて、走れなくなった馬に、餌を与えるような感じです。
したがって、イントラセルとWPRPFを同時施行するということは、へばってしまった馬に餌を与えたうえに、鞭を入れるということになります。餌だけを与える、または、鞭だけを入れるのと違い、馬はしっかりと走るでしょう。つまり、相乗作用で、1+1=2ではなく、=3~5にもなるのです。
ニキビ跡 イントラセル+WPRPF 1ヶ月後 2
ニキビ跡の治療については、これまで、フラクセルをはじめとする、フラクショナル・レーザーを使用する場合がほとんどでした。しかし、フラクショナル・レーザーの場合には、皮膚の表面にレーザーで穴を開けるため、皮膚の奥深くまでエネルギーを届かせるには、かなり強いレーザー光線が必要です。しかし、現実には、皮膚の表面から1mm以下しか、レーザーは届いていません。それ以上の深さに届かせるためには、皮膚が大やけどをするほどのパワーが必要になるからです。
イントラセルの場合には、針の長さを2mmまで伸ばすことが可能ですので、どのフラクショナルレーザーよりも、深いところの治療が可能です。したがって、ニキビ跡の重症例で、深いニキビ跡の凹みにも、その奥深くにエネルギーを入れることができ、治療効果が大きいわけです。
ニキビ跡の改善と、美白効果、およびタルミの改善もみられます。これから、半年間にわたって、もっともっと効果が出る予定です。
ニキビ跡 イントラセル+WPRPF 1ヶ月後 2
ニキビ跡の治療については、これまで、フラクセルをはじめとする、フラクショナル・レーザーを使用する場合がほとんどでした。しかし、フラクショナル・レーザーの場合には、皮膚の表面にレーザーで穴を開けるため、皮膚の奥深くまでエネルギーを届かせるには、かなり強いレーザー光線が必要です。しかし、現実には、皮膚の表面から1mm以下しか、レーザーは届いていません。それ以上の深さに届かせるためには、皮膚が大やけどをするほどのパワーが必要になるからです。
イントラセルの場合には、針の長さを2mmまで伸ばすことが可能ですので、どのフラクショナルレーザーよりも、深いところの治療が可能です。したがって、ニキビ跡の重症例で、深いニキビ跡の凹みにも、その奥深くにエネルギーを入れることができ、治療効果が大きいわけです。
ニキビ跡の改善と、美白効果、およびタルミの改善もみられます。これから、半年間にわたって、もっともっと効果が出る予定です。
ニキビ跡 イントラセル+WPRPF 1ヶ月後 1
1回の処置で、ニキビ跡を改善させる手段として、イントラセルは非常に有効です。しかし、重症例に対しては、1回の処置では大きな効果を得るまでには、なかなか到達しません。そこで、当院では、重症例の患者さんには、イントラセルと同時にWPRPFを行うことを推奨しています。
イントラセルは、その効果が術後約6カ月の間、進行します。この効果の進行は、たるみやシワだけでなく、ニキビ跡に対しても、同様です。つまり、一度イントラセルの処置を受けると、最初の1カ月で、効果が分かるのですが、ジワリジワリと6カ月かけてもっともっと、効果が出てくるということです。
浅いニキビ跡の場合には、この最初の1ヶ月間で、改善がよくわかるのですが、深いニキビ跡(重症の場合のこと)では、効果が分かるまでには時間を要します。その待機時間の間に、患者さんは、自分の元の状態を忘れてしまっている場合も多いのが、現実です。そこで、イントラセルの効果を、早く大きく出すために、WPRPFを同時施行します。
写真のモニターさんは、まだ術後1カ月目ですが、ニキビ跡の改善と、美白効果に伴うニキビ跡の色素沈着の改善が、既に表れ始めています。
ニキビ跡 イントラセル+WPRPF 1ヶ月後 1
1回の処置で、ニキビ跡を改善させる手段として、イントラセルは非常に有効です。しかし、重症例に対しては、1回の処置では大きな効果を得るまでには、なかなか到達しません。そこで、当院では、重症例の患者さんには、イントラセルと同時にWPRPFを行うことを推奨しています。
イントラセルは、その効果が術後約6カ月の間、進行します。この効果の進行は、たるみやシワだけでなく、ニキビ跡に対しても、同様です。つまり、一度イントラセルの処置を受けると、最初の1カ月で、効果が分かるのですが、ジワリジワリと6カ月かけてもっともっと、効果が出てくるということです。
浅いニキビ跡の場合には、この最初の1ヶ月間で、改善がよくわかるのですが、深いニキビ跡(重症の場合のこと)では、効果が分かるまでには時間を要します。その待機時間の間に、患者さんは、自分の元の状態を忘れてしまっている場合も多いのが、現実です。そこで、イントラセルの効果を、早く大きく出すために、WPRPFを同時施行します。
写真のモニターさんは、まだ術後1カ月目ですが、ニキビ跡の改善と、美白効果に伴うニキビ跡の色素沈着の改善が、既に表れ始めています。
イントラセル ニキビ跡・たるみ・シワ・美白 術後6カ月 7
そもそも、人間の顔面の真皮の厚さは、個人差や場所による差は存在しますが、約0.8mmから2.0mmあります(目の周囲を除く)。
イントラセルを除く、サーマクールやポラリスなどのような、これまでのRF(高周波)機器は、皮膚の表面から0.2mmくらいまでの深さにしか、十分な作用を発生させるエネルギーを送り込むことができませんでした。これは、それら従来のRF(高周波)機器が、皮膚の表面からRF(高周波)を送り込む方式だからです。皮膚の表面からRF(高周波)を送り込む方式の場合、皮膚の深い層まで十分なエネルギーを伝達させるためには、かなりの出力を必要とし、先端の冷却装置が追いつかず、皮膚に火傷を負わせてしまいます。
イントラセルの場合には、極細の針が先端に装備されていて、その長さを0.5mmから2.0mmまで、調節が可能です。さらにその針は、先端以外は絶縁されているため、正確な深さでRF(高周波)を送り込むことが可能です。したがって、顔面の真皮の厚さに合わせて針の長さを調節し、その先端から十分なRF(高周波)を真皮に送り込むことができるため、1回の治療で大きな効果を出すことができるようになったのです。
たるみやニキビ跡に対する効果だけでなく、美白効果も観察されています。
イントラセル ニキビ跡・たるみ・シワ・美白 術後6カ月 6
二つ目の、作用は、コラーゲン分子の再配列と呼ばれるものです。
コラーゲンのような、タンパク質の分子は、アミノ酸がたくさん結びついて、鎖のような長い分子を構成しています。このような分子には、極性といって、磁石のようなプラスとマイナスの方向があります。そこにRF(高周波)のような電流を流すと、電流の作用で、コラーゲンの分子が同じ方向を向いて、きっちりと整列し、おたがいの結びつきも強くなります。
しかし、古くなって、水分の含有量を失ったコラーゲン分子は、その配列がランダムになり、お互いの結びつきも弱くなっています。このことが、真皮の脆弱化、つまり、タルミの原因となる皮膚の弾力性の喪失につながっています。そこにRF(高周波)を流すことにより、前述のように、コラーゲン分子が整列し、お互いの結びつきを取り戻し、皮膚の弾力性が回復します。このように、コラーゲンの分子が整列する作用を、再配列と言うのです。
そして、これらの、真皮に対する熱作用と再配列が組み合わさって、真皮のコラーゲンが再構築される、つまりリモデリングが起こって、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善につながるというわけです。
イントラセル ニキビ跡・たるみ・シワ・美白 術後6カ月 6
二つ目の、作用は、コラーゲン分子の再配列と呼ばれるものです。
コラーゲンのような、タンパク質の分子は、アミノ酸がたくさん結びついて、鎖のような長い分子を構成しています。このような分子には、極性といって、磁石のようなプラスとマイナスの方向があります。そこにRF(高周波)のような電流を流すと、電流の作用で、コラーゲンの分子が同じ方向を向いて、きっちりと整列し、おたがいの結びつきも強くなります。
しかし、古くなって、水分の含有量を失ったコラーゲン分子は、その配列がランダムになり、お互いの結びつきも弱くなっています。このことが、真皮の脆弱化、つまり、タルミの原因となる皮膚の弾力性の喪失につながっています。そこにRF(高周波)を流すことにより、前述のように、コラーゲン分子が整列し、お互いの結びつきを取り戻し、皮膚の弾力性が回復します。このように、コラーゲンの分子が整列する作用を、再配列と言うのです。
そして、これらの、真皮に対する熱作用と再配列が組み合わさって、真皮のコラーゲンが再構築される、つまりリモデリングが起こって、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善につながるというわけです。
イントラセル ニキビ跡・たるみ・シワ・美白 術後6カ月 5
高周波電流を流すと、なぜ、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善になるのでしょうか?そのキーワードは、コラーゲンのリモデリングという、皮膚の中の、主に真皮の再生が、キーワードとなっています。
RF(高周波)を皮膚に作用させると、真皮の中では、2つの動きがあります。
一つ目は、熱の発生です。この熱によって、真皮の、水分を失った、古い萎縮したコラーゲンやヒアルロン酸などが分解されます。その後、分解された古いコラーゲンは、一部は吸収され、その他は白血球などによって貪食されます。その時に、水分をたくさん含んだ、新しいコラーゲンが新生され、分解された古いコラーゲンと置き換わります。新しいコラーゲンは、水分を多く含んでいますので、同じ量のコラーゲンでも、しなやかで、しかも体積が大きくなります。また、白血球から放出される成長因子(細胞増殖因子)の作用で、繊維芽細胞が増加し、新生するコラーゲンや真皮の細胞は、分解されたコラーゲンや術前の細胞の数よりも、その量が多くなります。
真皮の状態が改善したことで、表皮の色素の代謝が正常化し、美白効果も得られています。
イントラセル ニキビ跡・たるみ・シワ・美白 術後6カ月 5
高周波電流を流すと、なぜ、皮膚のしわ・たるみ・ニキビ跡・毛穴などの改善になるのでしょうか?そのキーワードは、コラーゲンのリモデリングという、皮膚の中の、主に真皮の再生が、キーワードとなっています。
RF(高周波)を皮膚に作用させると、真皮の中では、2つの動きがあります。
一つ目は、熱の発生です。この熱によって、真皮の、水分を失った、古い萎縮したコラーゲンやヒアルロン酸などが分解されます。その後、分解された古いコラーゲンは、一部は吸収され、その他は白血球などによって貪食されます。その時に、水分をたくさん含んだ、新しいコラーゲンが新生され、分解された古いコラーゲンと置き換わります。新しいコラーゲンは、水分を多く含んでいますので、同じ量のコラーゲンでも、しなやかで、しかも体積が大きくなります。また、白血球から放出される成長因子(細胞増殖因子)の作用で、繊維芽細胞が増加し、新生するコラーゲンや真皮の細胞は、分解されたコラーゲンや術前の細胞の数よりも、その量が多くなります。
真皮の状態が改善したことで、表皮の色素の代謝が正常化し、美白効果も得られています。