頬のシルエットリフト 4対(8本) 5

シルエットリフトは糸に切れ込みを入れて作成されたものではなく、玉結びに溶けてなくなるコーンが装着されたものです。したがって、糸そのものの断面が円形であることには変わりがなく、その強度も保存されています。また、「棘」がないため、さらに、側頭筋膜にしっかりと縫合固定するものですので、糸が移動することがありません。
 


「棘」がないことに関しては、皮下組織の引っ掛かりにおいては不利なことと考えるかもしれません。しかしコーンのほうが、360度のどの方向にも組織を引っ掛ける力が働き、それによって均等に力が分散するため、一か所にかかる力が少なく、より細い糸での吊り上げが可能です。さらに「棘」の存在は、皮下組織に棘が刺さることによって引っ掛かりと吊り上げを達成するため、術後の痛みを長引かせ、皮膚を突き破ることにもつながります。このことは、「棘」が存在する限り、糸の素材が溶ける糸であっても変わることはありません。
シルエットリフトのコーンは、PDSという、溶けてなくなってしまう素材です。この素材については、各種手術用の糸として使用されているものです。コーンが溶けてなくなってしまった後は、当然のことながら、コーンによる皮下組織の引っ掛かりは存在せず、したがって吊り上げ効果も失われます。しかし、それはあくまでもコーンによる吊り上げ効果の消失で、その後は糸の玉結びの部分によって、吊り上げ効果が保たれます。つまりシルエットリフトは、初期のうちはコーンによって作られていたリフトアップ効果が、次第に糸の玉結びに取って代わられてくるというわけです。これは、コーンが溶けていく段階で、糸の周りにコラーゲンを中心とした線維化が進行し、玉結びのところ、つまりコーンが装着されているところに周囲よりも強く線維化が進行するからです。線維化が進行すると、顕微鏡単位のミクロの世界では、周囲の皮下組織よりも硬い所ができ、それが周囲の組織を巻き込んで、糸の玉結びにしっかりとくっつきます。
したがってシルエットリフトは、APTOSやフェザーリフトなどよりも、痛みや糸の脱出などの副作用が少ないにもかかわらず、より強力なリフトアップ効果が得られるというわけです。

3 Replies to “頬のシルエットリフト 4対(8本) 5”

  1. 一児の母 より:

    アゴのラインがすっきりとするので、印象も違ってきますね。

  2. k より:

    処置費用を教えて下さい。

  3. minami より:

    >処置費用を教えて下さい。
    頬にホウレイ線とフェイスラインを改善させるためには、両側で4対(8本)必要ですので、¥525,000になります。(2012年2月1日現在)

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