前述したように、APTOSやフェザーリフトは、「フローティング・スレッド」と言って、皮下組織に何の固定もせずに、浮いたままの糸です。この糸には、コッグと言って、いわゆるトゲが彫ってあります。このコッグは、一定の方向(APTOS・フェザーリフトは糸の中央、WAPTOSは糸の両端)を向いていて、顔面の表情を作るたびに、糸が一定の方向に移動しようとします。実は、これらの糸は、この移動する力によって、ある一定の期間までは、術後の月日が経過するほど、顔面の中央部分の引き上げ効果が増強していきます。しかし逆に、この、糸が動くと言うことが、長い年月のうちに糸が皮膚を突き破って飛び出してくると言う、思わぬ副作用を発生させるのです。APTOSやフェザーリフトは、ホウレイ線や唇の横から飛び出すことが多く、また、WAPTOSやX-tosisなどは、髪の毛の中やこめかみから飛び出すことが多いようです。
シルエットリフトの場合には、糸の端を側頭筋膜に縫合して、しっかりと固定しますので、そもそも糸が移動するなどと言うことはなく、このような、糸が飛び出してくるといった副作用はあり得ません。
3 Replies to “無切開のシルエットリフト~ホウレイ線からアゴの線をすっきりと4”
コメントは受け付けていません。
素人の私には難しいので良く分からないのですが、シルエットリフトとフェザーリフトでは、効果は同じなのでしょうか?
「効用は同じ、効果は違う」と言うのが実情です。つまり、どちらもタルミを取る方法なのですが、シルエットリフトのほうが効果が強い、したがってタルミがたくさんとれるということと、持続性があると言うことです。
ほほ横からのヘコミ・影が、薄くなってますね。
ということは、ほほ肉が上に上がったという証拠ですね。