従来のシルエットリフトは、糸の一方を側頭筋膜に縫着しなければならない関係上、髪の中を1cmから2cm切開することが必要でした。
その場合、当然のことですが、術後は髪の中の傷を濡らさないことが必要で、3日間は洗髪を禁止するという生活制限が発生します。また上手く縫合すれば、フェイスリフトとは違って、傷の周囲にはハゲを残すことはないのですが、傷そのものには毛は生えません。そもそも、腫れが少なく、生活制限が少ないのが最大のメリットであることが、シルエットリフトをはじめとするスレッドリフトの特徴なのですが、このように、切開を伴い、傷とハゲを残すということでは、そのメリットが半減します。これでは、引き上げ効果のためにスレッドリフトのメリットを捨ててしまったのが、シルエットリフトであると言われてもしょうがないと思われます。そこで、当院ではシルエットリフトのオリジナルの手術を改良して、切開を必要としない方法を開発しました。
切開をしていないので、写真のように髪を上げた時でも、跡が全く分からないですね。